【合格体験記】転職活動のため簿記2級3級の資格取得へ!始めるのがベストな勉強期間を紹介!

今回は、経理職へ転職する為に「簿記2級3級」を取得を目指すことになった「リョウ」さんの合格体験記を元に試験合格するコツをご紹介していきます。

はじめに

一般的に「簿記資格」といえば、この「日商簿記」を指すことがほとんどです。

日商簿記は、日本商工会議所主催のもと1954年から始まった歴史ある検定試験で、2018年の年間受検者数は約51万人にのぼり、企業の経理担当や、経理職を目指す方が多く受検しています。

なぜならば企業によっては日商簿記を経理の採用基準として必須資格としていたり、昇進・昇格の評価基準や資格手当の対象にしたりするところもあり、転職やキャリアアップを目的に受検する方も多くいます

この他にも大学や短大の推薦入試、単位認定の基準に採用されていることもあり、商業高校での卒業基準として日商簿記2・3級を取得させる学校もあります

私がこの資格を受験した時も、社会人が3割ほど、大学生が7割ほど、一部学生服で受験している生徒もいました。
私の場合は、経理職への転職活動のために簿記3級を取得し、その後経理職として3年勤務したのち簿記2級を取得しています。
どちらもスクールには通わず、テキストなどを購入し独学で取得しています。

受験方法

日商簿記検定は1級から3級までどの試験からでも受験することができます
ですので3級を合格せずにいきなり2級から受けても問題ありません。
もちろん1級から受験することもできます。

ただし、合格できるかどうかは別問題で、3級レベルの知識やスキルが習得できていないにも関わらず、2級や1級を受験しても合格できません。

そして日商簿記検定の特徴として2級・3級の同時受験ができます。日商簿記は午前中に1級と3級試験が、午後に2級試験が実施されます。
かつこれらは同じ試験会場で受験が可能ですので、簿記3級試験が終わったらそのまま2級試験へ進むこともできます。

 私は27歳の時に日商簿記検定3級、30歳の時に日商簿記検定2級に合格しています。
資格勉強をしている時に「同時受験しちゃえば一発合格だよ!!」と進められることもありましたが、複数資格を同時に勉強することが苦手であったためと、午前から午後まで2つの試験に集中し続ける自信がなかったため、まずは3級を取得しその後2級を取得しようと考えました。
働きながら勉強するのは思いの外体力や気力を使います。仕事と勉強の両輪を回しながらじっくり取得していくことを私はオススメします。

勉強期間

簿記検定に合格するまでに必要な勉強時間は一般的に、簿記3級は50時間以上、簿記2級は100時間以上と言われています。

人によって学習方法が異なりますが、1日に1時間学習時間が確保できるのであれば、簿記3級は2~3ヶ月、簿記2級は3~5ヶ月前から勉強を始めるのがベストでしょう。

ただし簿記3級については2〜3週間で取得できるという声もあります
こちらについては資格勉強を始める段階の、簿記や会計の基礎知識があるかどうかが関わってくると思います。

全く簿記について知らない人が、「勘定科目」や「試算表」、「決算整理」などと言われてもチンプンカンプンになってしまいます。

私も簿記3級の勉強を始めた時はこの会計独自の用語に苦しめられました。
勘定科目でも「消耗品」と「消耗品費」の違いや、「前払費用」や「未収入金」などの経過勘定の意味を理解することに時間をとられました

特に独学ですとなかなか誰かに質問したりできないため、テキストを読み込んだりインターネットで用語を検索して意味を調べたりしながら克服しましいた。
そういう意味では私は一般的な方よりも資格取得までに時間がかかってしまっていると言えます(実際、簿記3級は1度挫折しています。)。

勉強方法

日商簿記の取得のため効率よく勉強するためのコツ勉強方法として、

日商簿記合格のためのコツ

スケジュールを立てる(勉強計画)

テキストを熟読する

問題集を解く

過去問など実践形式で解く

が一般的になってくるでしょう。
勉強計画を立てる上で一番重要なのは、試験日から逆算することです。これをしっかりやるかどうかで勉強の進み具合に大きく差が出てきます。

いつの試験を受験するのかを決めたら、おおよその勉強期間を設定します。

先述した通り簿記3級の合格のためには勉強時間が最低50時間必要とされています。
自分にどのくらいの知識やスキルがあるかを考え、必要な勉強時間を算出します。
そして1日何時間勉強時間に充てられるかを考え、期間を逆算していきます。

仮に平日1時間、土日3時間、必要勉強時間を50時間と設定すると約4〜5週間必要になることが分かります。
ただしこの時間はあくまでも目標勉強時間です。

働きながら勉強しようとすると、仕事が終わらず残業で勉強時間を充てられなかったり、休日に家庭のことや休養に充ててしまったりと、なかなか計画通りにはいきません。
勉強計画を立てるときはギリギリのスケジュールにせず、ゆとりをもって勉強していくことが大切です。

また仕事で勉強できない日が続いてしまうと、それまでに覚えた知識もどんどん忘れていってしまいます。
人間はたった1日経過しただけでも70%を忘れてしまいます

テキストを熟読することも、問題集を解くことも常に反復練習を心がけるようにしましょう。
そして仕事でなかなか勉強ができないようであっても、1日1回は必ずテキストを開くようにしてください。

ペンやノートを持ち問題を解かなくても問題を見ることで反復練習をすることができます。
勉強しない日を作らないようにする」ことが大切になってくるでしょう。

最後に演習に慣れてきたら、過去問など実践形式の問題に挑戦してみましょう。

試験では簿記の一通りの手順が必要な問題や、複数の要素が組み合わさった問題が出題されます。
過去問題を解くことで、ただの知識ではなく、実践的な簿記の全体像が見えてきます。
試験のレベル感を確認しつつ、時間配分にも意識を向けながら解いていきましょう

ただしこの過去問を早い段階で解いてみることも、私は重要だと感じています。過去問はこれまで実際に試験で出題されてきた問題です。「簿記試験に合格する」という目標を「簿記試験に合格するために過去問を解けるレベルまで能力を向上させる」という目標に具体的にすることで、普段の勉強のクオリティをアップさせることができるのです。

最後に

簿記試験合格のための準備から勉強法までをご紹介しました。

テキストで内容をしっかり把握し、完璧でなくても、何度も問題を正確に繰り返すことで理解を深め、実践形式の問題にも早めに挑戦していくことが合格のポイントです。

しかしあくまでも簿記試験への合格は、税務申告や財務情報の公開などのための財務諸表を正確に作り経理職として働くためのスタートラインとなる資格に過ぎません。実際に経理職として働き出すと、「この財務諸表を見てあなたはどう思いますか?」と上司などに質問されることも多々あったりします。

日商簿記の取得勉強をしながらアカウンティングやファイナンスの勉強を合わせて行っていくと、より理解が深まるでしょう。

執筆・監修 リョウ 
簿記3級を取得後、都内製造メーカーに入社し本社部門で経理職をしています。日商簿記2・3級取得の他にグロービスマネジメントスクールでMBAの基礎を学んでいます。最近はwebサイトなど向けの記事執筆を行っています。コチラでweb公開されています。ご覧ください。