【合格体験記】知識ゼロのなか簿記2級を取得!社会人でも勉強を続けられる工夫とは?

今回は、「簿記2級3級」を取得を目指すことになった「野田昂暉」さんの合格体験記を元に試験合格するコツをご紹介していきます。

簿記知識ゼロの社会人が挑戦

私は簿記3級を2019年11月に取得し、2級を2020年2月に取得しました。

当時、27歳で自動車部品メーカーの開発職として働いていた社会人。これまでの人生で簿記を学んだことがなく、「仕訳って何?」と思っていたほどです。何も知りませんでしたが、簿記に興味があり取得しようと思いました。

簿記を取得した理由

私が簿記を取得した理由は、2つあります。1つ目は「株式投資で財務諸表を読み解く上で必要と感じたため」です。私は株式投資に興味があり、少額ながら投資をしていました。資産をより多く増やすために決算書、損益計算書をより深く知りたいと思い、見つけたのが簿記です。今よりも財務分析ができるようになるだろうという考えで取得を目指しました。

2つ目はフリーランスになりたいと考えており、経理の基礎を知る必要があると学んだためです。私は将来色々な場所に転々としながらの生活にあこがれており、実現のため会社をやめてフリーランスになりたいと思っていました。フリーランスには色々な業務をこなす必要がありますが、中でも確定申告などの経理業務はどんなフリーランスにでも必ずやらなければならない業務です。そこで、簿記を取得することで経理業務の基礎的な部分を学べると思い、受験することにしました。

また、2級まで取得しました理由は、3級のみだと基礎の基礎しか学べず、実用できるまでには至らないというのを知ったためです。そのため、難易度が少し高かったですが、2級を目指すことにしました。

簿記を勉強した期間

簿記3級:約2か月(9月中旬~11月中旬の試験当日まで)
簿記2級(1回目):約1.5か月(10月上旬~11月中旬の試験当日まで)
簿記2級(2回目) :約1.5か月(1月中旬~2月下旬の試験当日まで)

簿記2級は、11月に3級と併せて受験して不合格になったため、2月に再受験しました。1回目と2回目で合計3か月ほど勉強したことになります。

簿記の勉強時間とスケジュール

平日は1日2.5時間、休日は1日8時間勉強していました。

平日のスケジュール

7:00 起床、出勤
8:00 勤務
18:30 帰宅・休憩
20:00 簿記の勉強
22:30 就寝

休日のスケジュール

8:00 起床・朝食・家事など
10:00 簿記の勉強
12:00 休憩
13:00 簿記の勉強
18:30 帰宅・休憩
21:00 簿記の勉強
23:00 就寝

簿記3級の試験対策

独学で参考書と過去問を使って勉強しました。独学の理由はお金の節約のためと独学でなんとかなるレベルだと知ったためです。

参考書

参考書は滝澤ななみ氏著の「みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商3級」を購入しました。購入した理由は、イラストが多く初心者でもわかりやすそうで、アマゾンでの評価も高かったためです。実際に、初心者の私でもわかりやすくてこの本さえあれば十分合格できると思いました。

過去問

過去問は資格の学校TAC監修の「合格するための過去問題集 日商簿記3級」を購入しました。購入した理由はTACが作った本だからです。資格の学校が書いた本なだけあって、傾向と対策や問題の解説がびっしり書かれていてかなり役に立ちました。

簿記2級の試験対策

2級も3級と同じく独学で勉強しました。2級は3級よりも独学で勉強するのは大変ですが、「できなくはない」というレベルだったので独学を選択。2級は商業簿記と工業簿記がありましたが、学習量が少なく理解できれば満点を狙いやすいという理由から工業簿記から勉強しました。

参考書

参考書は商業簿記がよせだあつこ氏著の「簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記 テキスト&問題集」、工業簿記が同著の「簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記 テキスト&問題集」を購入しました。

購入した理由は4コママンガでわかりやすい説明があったことと、他の参考書よりも練習問題が多かったためです。お金をかけずに演習に力を入れた学習をしたい方にはおすすめの参考書だと思います。私自身この参考書でかなり力が身についたと思います。

過去問

過去問は3級と同じく学校TAC監修の「合格するための過去問題集 日商簿記2級」を購入しました。解説がわかりやすく、わからない問題があった時、解答を見れば必ず理解できるほどでした。

参考書の使い方

参考書は1冊2回学習しました。1回目はテキストを1ページずつ熟読し、章末の練習問題を解きます。わからない問題があった場合は、テキストを見返しながら解きました。これを1冊終わるまで行います。

2回目はテキストの要点をざっと押さえてから練習問題に移ります。テキストを見ずに解き、どうしてもわからないときだけ問題にチェックをしてヒントを探しました。間違えた問題もチェックしておき、後で見返せるようにしました。

過去問の使い方

過去問については、1冊の半分は時間を制限せずに1問1問解くという勉強方法をしました。わからない問題がでたら参考書を見ながら解きます。また、問1を終えたら、次の回の問1というように設問ごとの学習を行いました。参考書を2回やるだけではまだ合格できるほどの力がないため、時間をかけてでも1つの設問を確実に解けるようになることを目的に学習しました。

1冊の残り半分は本物の試験のように時間を測って1回分解きました。時間を意識して最後まで解ききることが目的です。時間が終了したら、自己採点をし、間違えたところを見直しました。

TACの過去問は12回分あるので6回ずつに分けて学習できました。

1回目の簿記2級受験で不合格だった理由

2019年の11月に3級と併せて2級を受験しましたが、不合格でした。

理由は、勉強期間が短かったためです。1.5か月勉強しましたが、3級も一緒に学習するとなると全く足りませんでした。

商業簿記と工業簿記の参考書を1冊一通り学習するのに1か月かかり、とても残り2週間では合格できないと感じました。過去問をみて全くわからなかったため、完全にあきらめていたのを今でも覚えています。

2級は難易度が上がるためもっと勉強時間が必要だと身をもって知りました。

社会人でも勉強を続けられる工夫

社会人だと仕事で疲れてしまい、勉強のモチベーションが下がってしまいがちです。そのため私は勉強をやれるよう様々な工夫をしました。

取得する目的を意識する

なんで取得するのかをしっかりと意識しました。目的意識が高まることで勉強しようという気持ちになれるからです。私の目的は「株の基礎知識を身に着けたい」と「フリーランスになりたい」ということ。もしここで合格できなかったら、株もフリーランスも無理だろうと思って勉強しました。

いろいろな場所で勉強する

いろいろな所に行って勉強しました。勉強場所を変えると集中力が上がるためです。平日はカフェやファミレスに行き、休日は隣町の図書館に行って勉強しました。場所が変わることで気持ちを切り替えることができ、勉強に集中できました。

息抜きを大切に

息抜きをとにかく大切にしていました。毎日仕事と勉強ばかりでは身が持たないですよね。そのため、休日はおいしいラーメン屋やスーパー銭湯に行くなど、何かしら楽しみを持ちながら隣町の図書館に行くことにしていました。平日も週に2回はお酒を飲んでいます。できるだけストレスをためないように必ず息抜きをしていました。

受験時に注意すべきこと

当たり前のことですが、忘れ物をしないことが大切です。受験票はもちろんですが、スリッパを忘れると痛い目に合います。3級を受けたときにスリッパを忘れたのですが、11月で寒く、会場が暖房のない学校の教室だったので足が冷えました。試験時間冷たい床に足を着けてしまい、思わず集中が途切れてしまうことがありました。そのため、忘れ物に注意すべきだと思います。

取得した後のメリット

以前よりも財務諸表を読むのが簡単になった気がします。会社がどのようなことにお金を使っているかが理解できるようになりました。

また、現在フリーランスになり、経理の勉強で非常に役に立っています。まだ、フリーランスに成り立てで経理業務をまだ行えていませんが、経理業務の本を読んでも簿記を学んだおかげですんなりと頭に入るようになりました。今後、仕訳をしっかり行えるようになれればと思っております。

最後に

社会人の資格取得は時間的に大変ですが、目的があればしっかりと勉強できます。しかし、詰めすぎるのもよくないので息抜きを大切だと感じました。簿記の取得にあたり、仕訳以外にも大切なことを学べたので、今後も活かしていきたいと思います。

執筆・監修 野田昂暉
長距離徒歩ライター。法政大学大学院卒で自動車部品メーカーの開発職に3年間勤務。「場所に縛られない生き方」を目指し、フリーのライターに転身する。ウォーキングが趣味で、1日で30km歩いたり、全国各地の100kmウォーキングに参加している。ライティングの得意ジャンルはウォーキング、旅行、投資など。