【合格体験記】クレアールの通信講座を受講して簿記2・3級合格へ。問題の解き方などを紹介!

今回は簿記の資格取得を目指した「鶴屋みゆき」さんの合格体験記を元に簿記の合格の秘訣を紹介していきます。クレアールの簿記講座で試験勉強をしていたとのことでクレアールの通信講座が気になる方にも必見の内容です!

日商簿記を目指した理由

私は長時間労働と引き換えにファストフード店の店長をしていました。ところが、東日本大震災が発生。勤務先であった商業施設も被災し、退職に追い込まれました。

その後、正社員として採用されやすい仕事はなんだろうと考えた末、たどり着いたのが日商簿記です。会社がある以上、お金の専門知識は必要とされます。たとえ会社は倒産しても次の仕事が見つけやすい資格として選びました。
他の資格と違い、受験資格に学歴は関係ないこと、スクールに通わず取得できることも理由の一つでした。

日商簿記試験とは

企業の規模に関わらず、会社では日々の経営活動を記録、計算することが求められています。簿記は経営成績や財政状況をはっきりとさせる専門知識です。

一昔前は経理に携わる者さえ理解していればいいという風潮でした。今では、経理以外の社員でも取引先の財務諸表を読み解く力や経営状態を分析する力が求められる点から取得が推奨されています。

最も受験者が多いのは日商簿記3級です。基本的な簿記知識であり、小規模企業における実務を想定しています。が、企業にとっては3級の知識のみでも十分役に立ちます。

知識ゼロでも簿記2・3級に一発合格

日商簿記は書店でテキストと問題集が売られており、比較的ポピュラーな資格です。だからこそ挫折する人も多いのです。私は自身を鼓舞するためにもクレアールの簿記パック講座を受講しました。

日商簿記3級の学習

私が特に力を入れたのは過去の試験問題を繰り返すことです。1日2回分の試験を解きました。問題だけでなく、回答の解説にラインを引き、根本的な考え方から理解。

すると、3級はあくまで基本にのっとった問題しか出されないことがわかりました。予想問題集は応用ばかりが掲載されています。しかし、実際に試験で出題された問題は基本に忠実なものがばかりなのです。

数年に1回の割合で応用問題が出される回があるようですが、基本を理解して、落ち着いて解けば点は取れることがわかりました。

私が2級に合格した際には友人に3級を教えていました。この時にも過去問題集を中心に取り組んでもらい、知識ゼロの状態から3ヵ月で合格できました。

オススメ教材
TAC簿記検定講座 合格するための過去問題集 日商簿記3級
成美堂出版 日商簿記3級過去問題集
TAC簿記検定講座 TAC直前予想 日商簿記3級
ネットスクール 3級的中完全予想模試

日商簿記2級の学習

日商簿記2級は商業簿記と工業簿記が出題されます。問題の割合は5問中3問(60点)が商業簿記、残りの2問(40点)が工業簿記です。

商業簿記は3級からの続きであり、理解がしやすいです。テキストも3級の復習から始まり、より複雑になっていきます。3級は小規模企業を想定していましたが、2級では中規模の企業を想定しています。

工業簿記は販売する製品の原価計算が主です。材料やその他の資材、水道光熱費、人件費を配分します。商業簿記とは根本から違うものであり、解説が難しく聞こえ、苦手な人が多いです。しかし、試験では応用問題は出題されません。テキストに載っている基本を抑えることで確実に点が確保できるのが工業簿記なのです。

私が受験した138回2級では商業簿記に株主資本等変動計画書が出題されました。それまで簿記1級の範囲であり、試験後に商工会議所が出題の意図を弁解。商業簿記は上位級の範囲がじょじょに出題されていく傾向にあります。

対して工業簿記は枠があらかじめ決まっています。出題範囲は狭いのに、5問中2問は工業簿記から出題され、40点は確保できるのです。工業簿記をしっかりと学ぶことが簿記2級合格のカギです。

オススメ教材
TAC簿記検定講座 合格するための過去問題集 日商簿記2級
成美堂出版 日商簿記2級過去問題集
TAC簿記検定講座 TAC直前予想 日商簿記2級
ネットスクール 2級的中完全予想模試

工業簿記は図表で実践的に学ぶ

工業簿記は公式の図表を丸暗記して、数字を当てはめて解いていくのがコツです。テキストの説明は難しく感じるかもしれません。指示された数字を図表に当てはめ、問題で実践的に身につけていくと理解が深まります。工業簿記はテキストの解説につまづくと時間のロスにつながります。

勉強スケジュール

私は日商簿記3級を1ヵ月で解き、その後、3回繰り返しました。知識がまったくない1回目は時間がかかりますが、2回目は少し早く終えられ、3回目にはスピーディーに終えられます。

その後は過去の問題集をひたすらや解きました1日で2回分の試験を解くことをノルマに設定。1日何時間と決めると集中できる日とそうでない日で差が出てしまいます。
それでは試験当日に集中できるかわかりません。そのため、私は「1日●時間勉強する」ではなく、1日に2回分の試験を解くことにしたのです。タイマーで時間も計測し、本番に近づけました

2級は商業簿記と工業簿記に分かれるためテキストと問題集が増えます。私の場合は商業簿記を1度解き、次に工業簿記を1度、ふたたび商業→工業→商業→工業と3回ずつ解きました。その時点で2ヵ月は費やし、残りの時間は過去問題集を繰り返しました。

本試験当日

私は2級・3級ともに元帝国大学の教室の一室で受験。机とイスは小学生が使う代物のようで、少しガタガタしました。気になったのでティッシュを数枚たたみ、脚の下にはさみました。

そのうちに前の席に男性が着席。テキストを広げて復習を始めました。私は久しぶりの試験で緊張し、心臓はバクバク……。復習よりも気持ちを落ち着かせることに集中したかったです。

2級の試験では問題と解答用紙を確認する時、見たこともない表が載っていて、他の受験者も動揺していました。私が受けた138回日商簿記2級は株主資本等変動計画書が初めて出題されたのです(それまで1級の範囲)。

試験時間は2級、3級ともに2時間です。出題されるのは5問。1問目から解いていき、わからない問題は飛ばして次の問題に取りかかりました。

試験開始から30分経過すると退場が認められます。前の席の男性は30分経つとともにガァン!と乱暴に席を立ち教室を出ていきました。自分よりも冷静でない人を見ると冷静になるものです。私はいつも勉強をしていた自分の部屋をイメージし、余計なことを考えずに1問ずつ解いていきました。

見たこともない表は数字を埋めていくタイプの問題。私は過去問を繰り返し解いた経験から、完全にわからない問題は出題されないことがわかっていました。まず問題文を読み込み、わかる数字を埋め、四苦八苦しながら解答……。
すべてを埋めた時には終了5分前でした。全部を見直すことはできず、あとは神に祈るばかりでした……。

モチベーションの維持

私にとって簿記試験合格は通過点。最終的には正社員で雇用されることが目標でした。

しかし、求人情報を調べると経理は資格よりも経験がなければ採用されないとありました。「経験者優遇」「実務経験●年以上」ばかりです。

簿記試験に合格したところで仕事にはありつけないという最悪の中での勉強。そこで私はあえて調べないという方法を取りました。すべては合格した後に考えることしたのです。
目の前の学習だけに集中し、他の不安にフタをする方法は、私にとっては有効でした。

資格取得後の転職活動

実務経験が何よりも求められる経理への転職は、不安とは対照的にスムーズに進みました。なぜなら「日商簿記2級に合格するなら知識はある」とみなされたからです。2級合格が実務経験と同様に扱われました。
正社員と派遣社員、ともに面接をしましたが、どちらも2級なら大丈夫と太鼓判を押してもらえました。

日商簿記2級受験時には友人に3級を教えていたのですが、彼女もわずか3ヵ月で合格。その後は事務職員として雇用されていました。

日商簿記は仕事のやりがいを教えてくれた

会社があればお金の知識が必要だろうという安易な考えから始めた日商簿記。決して人の役に立ちたいとか意識からくる判断ではありませんでした。
しかし、今では会社をよりよく経営する手伝いができることが何よりも楽しいです。

学習を通してやりがいを教えてくれたクレアールには感謝の気持ちでいっぱいです。これからは日商簿記1級、税理士資格を目指して勉強していこうと思います。

執筆・監修 鶴屋 みゆき

ライター、コラムニスト、小さなメディアのディレクターをしております。それまでは団体、中小企業にて経理を担当。勤務から3日目で上司が失踪、横領が発覚とドラマのようなことを体験。