【CFP&1級FP技能士監修】ダブルライセンス合格体験談を紹介!

今回はファイナンシャルプランナー「水上克朗」さんの体験談を元に、CFP&1級FP技能士ダブルライセンス合格の秘訣に迫ります!

ダブルライセンスを取ろうと思っている方必見です!

『水上克朗』さんプロフィール

ファイナンシャルプランナー。

慶応義塾大学卒業後、大手金融機関にて、営業・企画・総務・クレジット業務など第一線を経験。ファイナンシャルプランナーの知識を活かし、自身のライフプランを見直し、老後1憶円資産の捻出方法を確立。

CFP(日本FP協会認定上級資格)と1級FP技能士(国家資格)の2つの資格

CFPは日本FP協会が認定するライセンスで、1級FP技能士は国家資格です。試験は「日本FP協会」と「金融財政事情研究会」の2団体で実施され、「学科試験」「実技試験」の2つの試験で構成されています。なお、両資格は受験資格上の相関関係があり、CFP合格者は1級FP技能士の学科試験が免除されます。また、CFP試験と1級FP技能士試験は内容が異なるため、1級FP技能士試験を取得することで、CFP試験での知識に肉付けされるため、両方取得する人が増えています。
CFPは世界24ヵ国・地域で導入されているグローバルライセンスであり、1級FP技能士は国家資格のため認知度もあり、金融・保険業界では高く評価され資格取得が昇給・昇進の条件になっているケースもあります。

*FP試験体系(概要)
・CFP資格審査試験←AFP資格審査試験←2級FP技能検定(+研修と提案書)←3級FP技能検定
・1級FP技能検定←2級FP技能検定←3級FP技能検定
・1級FP技能検定(実技試験)←CFP資格(学科試験免除)

金融系サラリーマンだった水上克朗さんの勉強法とは・・・

「CFP試験1年1科目合格のスローペース。合格レベルまで勉強し、試験に挑む!」

わたしは、金融機関に勤務している普通のサラリーマンです。会社では、いろいろなジャンルの人と接する機会が多い営業畑を歩いていましたので、職業柄、幅広い知識が必要と考え、興味を抱いたのがFPでした。AFP試験に合格したのは34歳のときでした。

CFP試験は6科目に合格しなければなりません。科目ごとの合格率は30%ですが、全科目合格率は10%程度です。なお、AFP合格者のみしか受講資格がありませんので、科目ごとの30%合格でもかなりの難関です。
わたしの勉強法は、「過去問題集を3回以上解き、合格できると思わなければ受験しませんでした」。テキストで勉強し、問題を解き、理解が深まっていると判断したら受験。まだ、合格できるレベルでないと思ったら、次の機会(試験は年2回実施)まで受験を先送りしました。

よって、全6科目合格までの履歴(*)は、ブランクをはさんだ長い道のりになっています。これも、試験が行われるのに合わせて滑り込みの勉強をするのではなく、勉強の成果が極まったと確信したときに初めて試験にトライしていたからなのです。

「問題集が解けなかったり、模擬試験が合格点に及ばなかったりで挫折したこともありました。また、仕事の都合で中断せざるを得ない時期もありました。ですので、CFP資格を取ると決めてから足かけ6年もかかってしまったのです。1年1科目合格のスローペースでした

しかし、手堅い受験方法で、1科目ずつ着実に、必ず合格していきました。
「実のところ勉強も必死に頑張ったわけではないのです。土曜は付き合いのゴルフなどが多いので最初から日程に入れない。学習に当てるのは日曜か祝日だけでした」。そんな貴重な学習日も、1日中勉強漬けというわけではありませんでした。気分が乗らなければ1時間で終わってしまうこともありました。要は、無理せず、無茶せず。それは無駄の排除にもつながっていました。また、受験が長期に及ぶと、マイナス思考に陥ることもありましたが、常にプラス思考で諦めずに挑戦し続けました。

「途中で転勤が2回あり、それが受験中断の原因になったりしましたが、単身赴任だったこともあり、勉強のやり方を変えることはありませんでした」

  • 「テキストで学習するインプット学習+問題を解いて学習するアウトプット学習を繰り返すこと」
  • 「FP試験は6割程度を正解すれば合格できる試験なので基本を大切にすること」
  • 「理解できないことをそのままにしないこと」

を念頭に勉強しました。

また、わたしの勉強法は、テキスト+問題集+模擬試験、が主でしたが、別の勉強法として、資格教育機関での講座受講、動画受講、通信講座などがありますので、自分自身に最も適したものを取り入れることです。なお、教育訓練給付制度の対象コース講座を受講すると、受講料の20%(限度額10万円)が給付されます。
また、3級FP技能士、2級FP技能士、AFPの勉強方法も同様でした。

*水上克朗さんの合格スケジュール
1992年7月  AFP資格認定
1999年11月 「リスクと保険」合格
2001年6月  「相続・事業承継設計」合格
2001年11月 「金融資産運用設計」合格
2004年6月  「不動産運用設計」合格
2004年11月 「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」合格
2005年6月  「タックスプランニング」合格
2005年10月 「CFP資格認定」
2006年11月  1級FP技能士合格(実技試験合格/学科試験免除)

資格取得のメリット

資格取得は、実践で役立っていかないと全く意味のないものになってしまいますが、CFP試験は実践的です。CFP試験の勉強を重ねれば重ねるほど、人間の幅が広がったように感じる一方「日経新聞も隅々まで理解でき、全体像が見えるようになりました」。

また、資格取得後、CFP認定者および1級FP技能士を、会社の名刺に記載したところ、相手の見る目が変わり別の観点からの相談も受けるようになりました。特に、金融・保険、不動産業界で働く人にとっては、FP資格取得は、確実に、商売にもつながっていくと思っています。また、このころから、自身の仕事に関係するFPジャーナル(日本FP協会会員限定会報誌)への投稿やスタディ・グループ(日本FP協会会員の地域定期勉強会)、FPフェア(全国規模でのFPによるセミナーや相談会)、FPフォーラム(支部内でのFPによるセミナーや相談会)への参加なども少しずつはじめるようになりました。特にスタディ・グループへの参加は、異業種の人も多く、人脈が広がっていきました。

さらに、自分自身に、FP知識が役立つ出来事が数々起こります。仕事に限らず、プライベートでも役立つのが、このFP資格の大きなメリットです。
会社が2度目の合併を迎えるにあたり、56歳で社外出向となり、収入が激減。同じタイミングで、父親は認知症で2年半の介護状態、母親も老老介護で疲れ果て胃がんで3ヶ月の余命宣告。両親が立て続けに他界しダブル相続にも直面しました。
さらに、この間、早期退職勧奨、定年退職、定年再雇用、転職内定辞退、副業(FP)も経験しました。

特に、収入激減によるライフプランの見直し、親の介護、健康保険の賢い利用の仕方、退職金の受け取り方・運用、雇用保険の活用など、FPで学んだ知識が実践で役立ったのです。もうすでに忘れてしまった知識も、インターネットやテキストを読み返すとすぐに思い出せました。自身の人生の最大のピンチに、お金と真剣に向き合い、家計のバランスシートやライフプラン・キャシュフロー表も作り、老後不安を払拭することができました。充実した人生を送る展望が開けてきたのです。

今、自分自身を振り返ってみますと、会社生活40年間で、14回の部署異動、11回の転勤、11年の単身赴任、2度の会社合併を経験しましたが、FP知識は、特に、教育資金、住宅購入の際も含め、その都度、いろいろな場面で、役に立ったのではないかと思っています。

また、今般、自身の実話に基づく、FP知識を活かした、拙著「50代から老後の2000万円を貯める方法」(アチーブメント出版)を出版したところです。また、自身のブログ「定年までに知って得するお金の話」(現在874記事)も好評です。

現在、会社勤務(金融機関)と並行し、セミナー・研修講師、執筆、監修、FP個別相談、FP資格取得講座、FP資格試験過去問題解説などで、ライフプラン、金融資産運用の観点からアドバイスを行っていますが、2年後はFPとして起業する予定です。起業後は、FPを通じ、人のため、社会のために、役立つことができればこのうえありません。
今や、FP資格は、自分自身の人生の支えとなっています。FP資格に感謝しています。
FP資格は、皆さんの人生でも、きっと役立つに違いありません。チャレンジをおすすめします。

『水上克朗』さん著書
50代から老後の2000万円を貯める方法

アチーブメント出版
『50代から老後の2000万円を貯める方法』
著者:水上克朗

執筆・監修者 水上克朗
ファイナンシャルプランナー。慶応義塾大学卒業後、大手金融機関にて、営業・企画・総務・クレジット業務など第一線を経験。ファイナンシャルプランナーの知識を活かし、自身のライフプランを見直し、老後1憶円資産の捻出方法を確立。現在、会社勤務と並行して、執筆、監修、セミナー・研修講師、FP個別相談、FP資格取得講座、などで、ライフプラン、金融資産運用の観点から、アドバイスを行っている。

著書に「50代から老後の2000万円を貯める方法」がある。