中小企業診断士の基礎情報

『中小企業診断士』とは

中小企業診断士はビジネスマンから取得したい資格として、大変人気を誇っている資格です。

その理由として、中小企業診断士の勉強をすることにより、企業の経営に関する基礎知識を身につけることができるからです。
経営のことについて知識があるということは独立開業をする上で役立つという以外にも、経営者の立場を理解してくれるとのことで企業への就職・転職においても有利となります。 

このようにキャリアアップに大きく役立つのが中小企業診断士です。 

「中小企業診断士」仕事内容

仕事内容

中小企業診断士の仕事内容は、独立診断士と企業内診断士の大きく2種類に分かれます。

独立診断士は文字の通り独立開業をして複数の企業と契約を結び、各企業の経営相談に乗るというスタイルの働き方です。中小企業診断士全体のうち、2割程度が独立診断士として仕事をしています。

企業内診断士は一般企業のサラリーマンとして、自分の勤める会社の経営について考える働き方です。
全体のうち8割程度が企業内診断士として働いており、他の士業と比べて独立を志す人が少ない傾向にあります。

年収・給料・収入

平均年収は高めで、780万円程度と言われています。年収1000万円を越す方もたくさんいます。 

ただ中小企業診断士は経営課題をみつけアドバイスをするといった仕事上、会社内でも役員やベテラン社員が資格を取得するケースが多いです。
元々年収の高い人たちが取得しやすい資格のため、中小企業診断士の資格を取ったからといって、すぐに高年収となるわけではなさそうです。 

中小企業診断士として収入アップを図るのならば、コンサルティング会社に所属することで、経験とともに年収が上がりやすい傾向にあります。 

就職先・活躍できる場所

中小企業診断士は経済・会計・経営理論・運営管理・法務・情報システムなど、ビジネスで役立つ知識を幅広く網羅しています。 独占業務こそありませんが、非常に幅広い業界でプラスのアピールになることは間違いないでしょう。

特にコンサルティング業界の就職・ 転職においては有利となり、必要な基礎知識を持っていることをアピールできます。ただしこの資格を持っているだけで評価されることはなく、コンサルタントとしての資質・実力・実績があることが前提です。

資格取得のメリット

中小企業診断士の資格を得るメリットは大きく3つです。 

⑴:経営に関する知識が身に付く
経営知識は自分でビジネスを立ち上げる時だけでなく、会社員として企業に勤める際にも非常に役に立ちます。
経営知識が身に付いていることで、会社組織全体像のイメージがつかめ、自分の役割や担当業務を効率よくこなすことに繋がります。

⑵:幅広い人脈形成ができる
中小企業診断士は様々な職種・専門家とのつながりを持ちながら働きます。仕事をする中で人脈が増えることは間違いなく、人脈から新たな仕事が生まれることもたくさんあります。

⑶:キャリアアップの選択肢が大きく広がる
中小企業診断士はあらゆる業種・職種で役に立つスキルのため、他の資格とのダブルライセンスを目指す時に基礎知識として役に立ちます。

『中小企業診断士』合格体験談

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勉強時間・対策・費用

中小企業診断士試験に合格するまでの目安勉強時間は、1000時間ほどと言われています。

すでに仕事をしている社会人の方が多く受験されるため、多くの受験生が仕事との両立をしながら勉強に励んでいます。 

科目は「財務・会計」「経済学・経済政策」「企業経営理論」「経営法務」「経営情報システム」「運営管理」「中小企業経営・政策」と非常に幅広く、各科目で100時間以上の勉強時間を必要とします。 

一部独学で合格する人もいますが、多くの方は予備校や通信講座に通って合格を勝ち取っています。 大手予備校では20〜30万円、通信講座で10万円ほどの費用がかかります。 

難易度・試験情報

試験情報

中小企業診断士になるためには、一次試験、二次試験(筆記・口述)、実務補習・実務従事の三段階の試験を突破しなければなりません。 

一次試験は例年8月に行われ、企業経営やコンサルティングに関する基礎知識を問われる試験です。 受験資格に制限はなく、受験料は13000円です。

二次試験は筆記試験10月、口述試験12月に行われます。企業の問題点や改善点について回答する筆記試験と面接試験です。 受験料は17200円です。 

実務補習・実務従事は登録制で2月・3月・7月・8月・9月に行われます。 こちらではコンサルティングの実務を通じて診断実務能力を有するかを判定されます。受験料は5日間コースで5万円、15日間コースで148600円です。

難易度・合格率、合格点

中小企業診断士の一次試験と二次試験を合わせた合格率は約4%です。決して簡単な資格ではありませんが、 他の有名国家資格と比べるとまだ難易度は易しい方だといえます。
実際に仕事と勉強を両立させて合格を目指すことは十分に可能な試験です。

一次試験の合格点は総合点数の60パーセント以上の正答率があり、かつ一科目でも40%未満の正答率でない事が基準です。

二次試験の合格点も一次試験と同様で、口述試験は60%以上の評定が基準になります。

「中小企業診断士」の現状、問題、将来性

将来性について

中小企業診断士の将来性はかなり高いといえます。その理由はAIに代替される可能性のある仕事が少ないからです。 

最適な経営スタイルは年々変化し、中小企業診断士のような柔軟な経営戦略の提案が求められる仕事は、まだまだAIに取って代わられるものではありません。 

また中小企業診断士は少し前までは認知度の低かった資格ですが、ここ最近は注目が集まっており2016年の「ビジネスパーソンが新たに取得したい資格ランキング」で第1位を獲得しました。 

こうした認知度のアップから、最近は中小企業診断士の資格を持っているとプラスに評価される企業も多くあります。まさに追い風が吹いている資格といえるでしょう。

「中小企業診断士」と合わせて取りたい資格、ダブルライセンスなど

中小企業診断士は経営に関する幅広い知識を求められるので、経営に関わる他の資格との相性がいいです。特に以下の4つの資格を併せ持つと仕事の幅が大きく広がります。

⑴:税理士
経営者にとって、税金を少しでも抑えることは課題です。そのため税理士とのダブルライセンスで経理や財務にもコンサルティングをすることができます。

⑵:社労士
社労士は就業規則の作成や退職金制度・賃金制度や人事評価制度など、中小企業診断士とは違った視点から経営にアプローチができます。

⑶:行政書士
行政書士は会社設立の手続きや新事業を始める際の許認可など、企業との関わりが増えます。そのため仕事を受ける機会が増える可能性が上がります。

⑷:弁護士
会社を経営・運営していく上で、法律の知識は持っておきたいところです。ですが経営者が法律に関してしっかり勉強する時間はないでしょう。そこで企業経営の相談に乗る中小企業診断士が弁護士資格を持っていると、独自の強みを持った診断士になれます。

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