FP(ファイナンシャルプランナー)資格の勉強時間・試験対策・費用、独学勉強法について徹底解説

FP資格には、国家資格のFP技能士試験と、民間資格のAFPCFP資格があります。

各資格によって勉強方法や、対策、そして学習時間、費用が異なりますので、試験別でまず確認していきましょう。

今回はFP(ファイナンシャルプランナー)として活躍されている「濱田環」さんにFP資格取得する為の勉強方法について詳しく解説して頂きました。これからFP資格取得を考えている方に必見の内容です!

FP解説「濱田環」さん

未桜FPオフィス代表。大手損害保険会社4社、大手国内生命保険会社1社、大手外資系生命保険会社1社、大手保険代理店1社などの勤務を経て、独立系FP事務所を設立。

FP技能士資格(123級)の勉強方法

FP技能士試験は、学科と実技とも6割正当すれば合格。

過去問の類似問題が6割ほど出題される傾向にありますので、過去問が解けるようになることが重要です。

基本的な勉強方法としては、過去問、練習問題を繰り返し解くこと。

FP技能士試験は、独学で合格が可能な資格です。

金融業界の方や、社労士、税理士等の方であれば、基本となる知識があるので、3級なら問題集を数回解く程度の学習時間で十分でしょう。

全く知識を持っていない場合、通学、オンライン、通信講座を受講するか、しっかり時間を取って独学、という選択になります。

通学講座の受講費は、学校によりますが、数万円から10万円超かかります。

金融系企業に勤めている場合、費用の補助が使えることもあります。規定などを確認しましょう。

教育訓練給付金の制度を活用してもよいでしょう。

テキスト代だけで受講できる職業訓練校もあります。私はこちらを選択しましたが、募集期間が限られていたり、応募多数の場合、試験があったりしますので、希望しても受講できないこともあります。

AFP取得を希望される方は、AFP認定研修の受講が必須条件ですので、AFP資格取得の研修の対象の教育機関かどうか、必ず確認が必要です。

最終目標の資格に合わせて、講座や勉強方法を選んでください。

基礎知識のない方は、独学ならしっかり繰り返し問題を解き、テキストで理解を深めます。
3級なら、学習期間は3か月あれば十分です。

基礎となる部分が分かりやすく書かれているので、テキストを全て理解できれば、2級以上のFP試験合格への近道となります。

一日当たりの勉強時間は、平日の出勤前やランチタイム、通勤の移動中などすき間時間を活用する方法と、週末などに半日以上かけて集中する方法など、個々の状況で工夫して捻出してください。

公式など暗記しなければ解けない問題もあります。私は書いて覚えるタイプでしたが、Excelなどで暗記したいポイントをまとめたり、マインドマップを書いたりすれば、視覚で記憶に残り、覚えやすいこともあります。

家中に公式を書いて貼り、家事をしながら覚えたり、週末に講座の仲間で勉強会をしたりすることもありました。

単語帳やノートに転載したり、音声データを移動中に聞いたり、写真に撮りスマホで見たりと、方法は自分にあったもの工夫してください。

実技の種類は3つです。まず過去問をダウンロードし、確認してください。難易度や合格率などもネットに出ていますが、自分が解きやすいと思う種類を選びましょう。

2級問題は、3級を理解していれば、過去の2級問題を繰り返し解けば、合格ラインに到達できます。3級に上乗せされている内容については、回答の解説を読み理解できないところだけ調べましょう。

3級がギリギリ合格だった方で不安があれば、講座の受講を検討するか、2級のテキストを購入してみましょう。

最後に1級試験ですが、後述するCFP試験より難易度は高くありません。

CFP資格が不要な方は、1級合格をそのまま目指して勉強してください。

学習期間は取れる時間によりますが16か月あれば十分でしょう。

勉強のスタイルとしては、2級と同様で大丈夫。実技は記述式か、面接かを選べます。

面接の合格率は高いので、緊張しない方は挑戦してもよいでしょう。

うまく話せない方は、記述式もいいでしょう。記述の問題集は1種類ですが、十分です。過去問とともに繰り返し解いておきましょう。

AFP資格取得と勉強方法

AFP資格は、AFP認定研修の受講が必須で、独学では取得できません。

2FP技能士に先に合格している場合、技能士過程を受講し、提案書を提出。合格が条件。

2級合格前であれば、基本課程を修了し、2級に合格することで同様にAFP認定資格を取得できます。

そこで2級の合格に不安のある方は、基本課程を選択するとよいでしょう。2級とAFPのレベルは同等です。

私は技能士課程教材を購入し、提案書を提出して認定資格を得られました。費用も、一番割安な受講費で取得可能でした。

CFP資格取得と勉強方法

CFP資格試験は、AFP認定者のみ受験可能で、まず学科6科目全て合格しなければいけません。合格ラインはおおよそ上位3割。つまり受験者のレベルが高い場合、合格点も高くなります。

FP試験の中で、最も難易度が高い試験です。

CFP有資格者等は、1FP技能士資格試験の学科受験が免除されますが、1級有資格者は、CFP試験が免除とならないことからも、その難易度の差が分かるでしょう。

1科目当たり、100時間を目安に勉強が必要です。

6科目同時に受けることもできますが、私は12科目ずつ受験しました。

勉強時間は、意識的に作る必要がありますので、休日にまとめて勉強するなど、すき間時間以外にも捻出しましょう。

問題集を選ぶポイントは、「しっかり解説のあるものを選ぶ」こと。

解説に不足があれば、調べるのに時間を要しますし、調べた結果間違って覚えてしまうこともあります。

私はネットで教材を購入し、独学でまず2科目に合格。次に最も合格率の低い金融資産運用設計を購入しましたが、難しさに驚き、諦めてしまいました。

7年経って他の科目から受験を再開し、3科目合格してから再度テキストと問題集を買い、解説DVD教材も購入しました。一部のみの解説でしたが、おかげで理解も深まりました。

科目ごとで、教材内容に変化を持たせてもいいでしょう。

なお、4/1の法令に基づいて毎年教材は改定されるため、古いものは注意が必要です。

テキストは読んで理解する、覚えるといった使い方はお勧めしません。

何より量が膨大です。

CFPに挑戦する方はすでに基礎を持っています。テキストを読み込む必要はありませんし、その時間があれば、問題を早く解けるように、制限時間の半分で終わる位のスピードで解けるよう、回答に慣れてください。

時間内の回答にスピードの照準を合わせると、本番では焦ってしまうからです。

受験料

受験費用は2団体によって多少違いがありますので、ご確認ください。

3級 学科3,000円 実技3,000円
2級 学科4,200円 実技4,500円
1級 学科8,900円 実技25,000円(きんざい)
1級 学科免除 実技20,000円(日本FP協会)
CFP 1科目5,500円(2科目以上同時受験で+4,400/1科目)

AFPCFP資格所有にかかる費用

登録制のため、AFP入会金10,000年会費12,000が、CFP登録料5,000年会費20,000が必要です。

更に2年間にAFP15単位、CFP30単位の継続教育を修了する必要があります。継続教育は複数の方法があり、金額も様々です。CFP科目合格すれば7.5単位、全科目合格の際にも付与されます。

3年間の実務経験がない方は、みなし実務研修を受講すれば認定されますが、その受講費は別途必要です。

入会金 年会費 継続教育(2年間)
AFP 10,000円 12,000円 15単位
CFP 5,000円 20,000円 30単位

まとめ

私は資格試験に全て一発合格していますが、学生時代勉強は大の苦手でした。

そんな私がFP資格に目覚めたのは、役に立つ知識だったからです。

CFP問題で、どうしても分からない問題は、「解かずに捨てる」と決めました。

本番で出題されましたが、たった1問捨てても、他が合っていれば、合否にさほど影響しません。(FP技能士実技は1問の配点が高いものもあるので注意してください)

とはいえ、全て捨てるわけにいきません。私は正解した問題番号に丸を付けていました。繰り返すごとに、よく間違える問題、必ず正当できる問題が区別されるため、丸の少ない問題に集中すれば、苦手克服に役立ちます。

本番では、見たこともない問題が、必ず数問出題されます。

こうした問題はほとんどの受験者も解けないので、CFPの場合、合格ラインに影響はあまりないですから、安心してください。

選択肢問題は4択であれば、明らかなに違うものは12つあるので、それを消込み、残った問題から逆算するのも手です。1つは引っ掛けですので、そこに気づければ正解を導けます。

一発合格を目指すには、とにかく問題を解くのがポイント。

過去問がほぼ理解できれば、絶対に合格できます。頑張ってください。

記事の解説

執筆・監修 濱田 環 

未桜FPオフィス代表。大手損害保険会社4社、大手国内生命保険会社1社、大手外資系生命保険会社1社、大手保険代理店1社などの勤務を経て、独立系FP事務所を設立。ファイナンシャルプランニングだけではなく、NLP(神経言語プログラミング)や才能心理学を融合した独自メソッドで、マネープロファイリング、マネーカウンセリング、マネーコンサルティングを展開。お金と心の両面で、不安を解消し、クライアントの人生が開花されるよう支援しています。FP育成のため、FP資格取得支援も行っています。

【資格】CFP®認定者/全米NLP協会認定トレーナー/才能プロファイラー 他