【合格体験記】FP3級を目指した理由が合格の結び付きに?勉強時間の捻出や学習方法を紹介!

今回は、投資が趣味となりその延長でFP3級の資格取得をすることになった「青井千夏」さんの合格体験記をご紹介します。

ファイナンシャルプランナー3級を目指した理由

税や年金、保障といったお金についての知識を体系的に学びたいと思い、ファイナンシャルプランナー(FP)3級の受験を決めました。

新卒で入った会社が確定拠出年金の導入企業だったことが切っ掛けで投資を知り、以来、私は投資を趣味としています。投資をしていると税についての知識が必要となることが多く、調べていくうちに芋づる式に、控除や助成金といった”知らなければ損をする”仕組みにも詳しくなります。

それまでの自分の無知さに愕然とし、この知識をもっと広く学ぶことは出来ないかと思っていたところ、投資仲間のあいだでマネーリテラシーを試せるとしてFP資格試験が話題となっていることを知りました。

調べてみると、国家資格であるFP技能士には1級〜3級まであり、FPの実務経験がない私のような人は3級からのスタートになるとのこと。

試しに書店の資格コーナーでテキストを眺めてみたところ、自分の学びたいことがずらっと並んでいたので「これだ!」と感じ、FP3級に挑戦することにしました。

勉強時間の捻出

受験を決めたとき、私は退職して専業主婦となり、家で3歳の未就園児をみている状況でした。
昼寝もなかなかしない子だったので、勉強時間は主に子どもが寝てからの夜になります。寝不足になって体調を崩すのも本末転倒だと思い、なるべく毎日15分〜1時間は勉強するとゆるく決めて計画を立てました。

FPの試験は毎年1月、5月、9月の年3回実施されています。私は一番近かった2019年9月の試験を受けることに決め、7月に勉強を開始しました。期間として2カ月半弱ですので、資格の難易度の割りに長期計画だったと思います。

子どもの預けられる場所がなかったため、最初から資格学校などは考えていませんでした。独学での勉強は効率的にできるか自信がなく、長めに時間をとった形です。

学習方法

試験内容の把握

FP3級の試験は学科と実技に分かれており、実技も含めてすべてマークシート方式です。学科と実技の両方で6割以上が取れて合格となります。

FP試験は申し込み窓口が日本FP協会と金融財政事情研究会(金財)の2つあり、どちらを選ぶかで実技試験の問題が変わります。問題が設問に対する3択方式であることは同じですが、金財は15問、FP協会は20問と問題数が異なります。

難易度には差がないと聞いたので、問題数が多い方が点数が取りやすいような気がして、私はFP協会の方で申し込みました。

使ったテキストとサイト

大学受験の経験上、マークシート方式は過去問を解きまくることが必勝法だと考えました。
そのために、まずはテキストを通読して「その制度ははじめて知った」という状態から「聞いたことはある」状態にするところから始めました。

SNSで前回の合格者が使っていたテキストを調べて書店に行き、文章やページの構成が好みだった「史上最強のFP3級テキスト」を選びました。練習問題が細かく挟まれているので、読んだ範囲を理解したかすぐ確認できて使いやすいテキストだったと思います。

なお、私は問題集は買わずにFP3級ドットコム(https://fp3-siken.com/)を利用しました。こちらのサイトでは、過去の試験問題をシャッフルして出題してくれる過去問道場というシステムが無料で使えます。スマホですぐに模擬試験ができるので、育児の合間や通勤中に勉強したい方におすすめです。

FP協会のサイトでも過去の問題と解説がPDFで配布されています。

試験について

出題範囲

まずは1回すべて読み、範囲を把握しました。

FP3級の試験は大まかに6つの範囲に分かれます。私は投資の知識が多少あったので金融資産運用については殆ど勉強せずに済みましたが、リスク管理、不動産、相続・事業承継については未知の内容が多く手こずりました。
1回読んだ時点で練習問題は不正解が多いボロボロの状態。落ち込みつつ、2回目は苦手なところを重点的に読みました

これでだいたい1カ月くらい時間を使っています。
この後の試験までの1カ月半は、ひたすら過去問に取り組みました。

学科試験とは

学科試験の内容は、2択問題が30問3択問題が30問です。
常識的に考えて正解できるような倫理の問題はほぼ出題されず、文言や法律を知らなければ話にならない問題が多かったです。

その一方で思考力を試される内容でもないため、とにかく過去問を解きまくり、過去問道場でコンスタントに9割以上は正解できるくらいに仕上げました

実技試験とは

FP3級の試験は計算機の持ち込みが認められており、主に実技で使います。

私の受験したFP協会の問題では、いつも下記のような計算問題が出題されるのがお決まりのようでした。

FP協会の実技試験

・キャッシュフロー表の中の空欄の数字を求める
・株式の情報からPERなどを求める
・土地の資料から建築面積などを求める
・事故や病気などになった場合、保険の契約内容からいくら支払われるか求める
・家系図を元に相続割合を求める

この他、計算機を使わずに答えられる問題が複数出され、全部で20問です。
こちらも過去問道場で平均点が合格ラインを越えるまでやり込みました。
8月9月は過去問ばかり取り組んで、「ほぼ合格できそうだな」と自信がついた状態で試験の臨みました。

FP3級の難易度

FP3級の試験は合格率5割を越えます。当日の試験会場では空席も多かったため、実際に受けた人の合格率はもっと上ではないでしょうか。

私は2カ月半かけて細切れに勉強し、トータルでの勉強時間は結局40時間くらいだと思います。
全く勉強せずに合格するのは難しいと思いますが、真面目に取り組めばほぼ合格できる試験だと言えます。

試験当日

試験会場は居住地から近いところを選択できます。私は一番近い大学を選びました。

一度選択した会場は、特別な理由がない限り変更が難しいらしので、よく考えて選ぶことをおすすめします。
また車で送迎を頼む場合、会場の駐車場には入れないことが多いそうなので注意してください。

会場へは公共交通機関を使いました。途中からバスでしたが、受験する人が多いため臨時便が出ていました。乗り間違えようがないので助かりましたね。

お昼に外に出て食べるというのは難しそうな場所だったので、コンビニで軽食を買っていきました

当日の試験時間は、学科試験が10時〜12時まで、実技試験が13時30分〜14時30分です。

学科開始の30分前に大学につきましたが、会場と全然違う建屋に入って迷子になり、本来の会場がある場所に走るというアクシデントが発生して焦りました。もっと余裕をもって向かえばよかったです。

学科試験は120分ありますが、60分経過すると退出できます
私はどうしても思い出せない2問を残して30分ほどで最後まで終わり、見直しまでやって退出しました。
そこから2時間半ほど、お昼を食べたり実技の勉強をしたりして過ごしました。

実技試験も、過去問と大きく傾向が変わってはいなかったので冷静に回答できたと思います。
時間まで何回か見直しをして試験終了です。

電車で帰る頃にはすでにSNSで模範解答が出回っており、それを見ながら正誤チェックをしました。この時点で配点は不明でしたが、合格の手応えはありました。
そして翌月の結果発表にて、無事にFP3級に合格できました。

FP3級はこれから必須になる知識の宝庫

FP3級の試験範囲は入門的な知識ですので、これだけで何か業務に役立つというものではないと思います。

しかし、「遺族年金てなに?どういった条件でいつまで支給されるの?」といった生活に直結する知識を広く学ぶことができるので、試験勉強はとても有意義な時間でした。

個人的には、久しぶりにテストを受ける感覚が新鮮で楽しかったですね。
試験会場には大学生くらいの若い人が多く、この知識を持って社会に出るか出ないかで差が出るだろうなぁ、というのが素直な感想です。

マネーリテラシーが必須と言われる時代です。この知識を活かして、受験に協力してくれた家族を守れたらいいな思います。

監修・執筆 青井千夏
元メーカーの技術職。現在は退職し、2人の子どもを育てながらライターをしています。投資が趣味で、投資信託や海外ETFをメインに楽しんでいます。その延長でもっとお金について学びたくなり、2019年にFP3級を取得。