【専門家解説】CFP&FP1級2級3級のオススメのテキスト・問題集を紹介!効率的な独学勉強法も徹底解説!

CFPやFP2級3級を通信講座、スクールに頼らずに、出来れば独学でコスパ良く勉強し資格取得したいと思う方、多いのではないでしょうか?

今回はファイナンシャルプランナー「水上克朗」さんにCFP&FP2級3級のオススメの問題集やテキスト、そして効率的な独学勉強法のアドバイス付きで解説して頂きました。

『水上克朗』さんプロフィール

ファイナンシャルプランナー。

慶応義塾大学卒業後、大手金融機関にて、営業・企画・総務・クレジット業務など第一線を経験。ファイナンシャルプランナーの知識を活かし、自身のライフプランを見直し、老後1憶円資産の捻出方法を確立。

テキストと問題集繰り返し学習のススメ

独学で勉強する場合、テキストと問題集を使用することは必須です。

特に、「テキストで学習するインプット学習と問題を解いて学習するアウトプット学習を繰り返す」ことが基本になります。

ちなみに、統計によりますと、

  1. 学習のみ、テストなし
  2. 学習後、自己テスト1回
  3. 学習後、自己テスト3回

上記3種類の異なる学習法を行い、1週間後に思い出せた割合は、

1.の場合は30%、2.の場合は40%、3.の場合は53%となっています。

繰り返し学習は、記憶の定着効果を高め、試験本番で正解する量が増えるのです。

また、アウトプット学習で間違えた問題は、繰り返し学習することが大切です。

間違えた問題は、×印をつけておき、2回目、3回目と、正解できるまで、テキストに戻りすり合わせを行うことです。解けるまで繰り返し、問題集100%完答を目指しましょう

1回目はできなくても、2回目、3回目に正解できた場合は、自分の記憶にしっかりと定着したことになります。

インプット学習とアウトプット学習

それでは、具体的にみていきましょう。

まずは、テキストを読んで内容を理解していくインプット学習を行います。

その後に、正しい知識を学べたかどうかを、問題集を解いて確認するアウトプット学習を行います。

注意することは、テキストを一気に読んで理解するには、飽きがくるので、項目を区切って、テキスト→問題集とすすむことです。

問題ができなかったら×をつけ、問題解説で理解するとともに、テキストに戻り、理解できなかった箇所に、ラインマーカーなどをつけておくのも一方法です。テキストを繰り返し読み、問題集を繰り返し解くことです。

FP2級の場合の勉強法のポイント解説

それでは、ちなみに、FP2級の場合の勉強法のポイントをみてみましょう。

3級の問題は、すべて2択か3択でした。しかし、2級では、学科試験はすべて4択です。カンで答えても確率的には正解しにくくなっています。3級の時は、分からない問題があっても2分の1、3分の1の確率で得点できました。しかし、2級ではそうはいかないのです。

3級、2級の対策とも、基本事項をしっかり押さえて、問題集を繰り返し解く、という方法が重要です。しかし、2級の場合は、各制度の細かい点も含めた周辺知識をどこまで増やしているかが合否を分ける重要な要素です。つまり、広く深く正確な学習が、2級合格には必要です。

CFP勉強法のポイント解説

次にCFPの場合の勉強法のポイントをみてみましょう。

わたしの場合は、「問題集は最低3回以上解いて、さらに、×の問題は、ピックアップし、重点的に取り組みました」。

大切なことは、問題集の全問題を解けるまで、何度も学習を重ねることです。問題集の全問題です。

「FP試験は6割程度を正解すれば合格する試験」ですが、6割の問題だけでよいのではありません。問題集や過去問で6割程度の正答率であれば、試験本番では、合格にはほど遠いでしょう。

なぜならば、試験では過去に出題されない問題もそれなりに出題され、そちらで点を落としてしまうからです。問題集1冊を完全回答できる実力をつけることが大切です。大変で、時間がかかるかもしれませんが、これが、合格への最も近道です。

なお、独学でテキストを読んでいても頭に入りづらいけれど、先生の講義を聴くとスッと理解できる、という人は、講座、通信教材を利用するのも考えられます。ただし、講義を聞いた時は理解できたとしても、必ず記憶は薄れていきます。よって、復習に力を入れて確実な理解に落とし込んでいくことを独学で行わないと、合格には近づくことはできないでしょう。また、別途、お金もそれなりにかかります。

従いまして、講座、通信教材は、あくまで独学の補完的なものと考えましょう。しかしながら、どうしても、理解できず、わからない科目があれば、受講するのも良いでしょう。

おすすめのテキスト、問題集は?

次に、級別に、おすすめのテキスト、問題集をみていきましょう。

3級テキストの場合は、どの出版社も大きな大差はないと思います。どの出版社の書籍を買っても合格に達することができるでしょう。

2級テキストの場合は、どの出版社も、過去問の7~8割ほどしかカバーできておらず、出題範囲を完璧に網羅したテキストは存在しません。よって、テキストに載っていないことも、ある一定数は出題されます。試験対策テキストを使って勉強しても、知らない世界からの出題が2~3割あるということです。

<FP3級・FP2級(AFP)おすすめテキスト・問題集>

  • みんなが欲しかった!FPの教科書3級(TAC出版)
  • みんなが欲しかった!FPの問題集3級(TAC出版)
  • みんなが欲しかった!FPの教科書2級(TAC出版)
  • みんなが欲しかった!FPの問題集2級(TAC出版)

特に、「みんなが欲しかった!FPの教科書3級、2級」は、テキストに記載されている「板書」でイメージをつかむことができるようになっています。文章だけではわかりづらい点も、色つきの図形やイラストを用いて解説しているので、頭にスッとはいります。板書に重要事項をまとめているので、時間がない時は、板書だけ読んでいくのも効果的です。

<CFP・FP1級おすすめテキスト・問題集>

  • CFP資格標準テキスト全6冊(日本FP協会)
  • CFP受験対策精選問題集全6冊(FPK研修センター)
CFP受験対策精選問題集全6冊
  • CFP資格審査試験問題集全6冊(日本FP協会)
CFP資格審査試験問題集全6冊(日本FP協会)

特に、「CFP受験対策精選問題集」は、過去5年間の試験で出題された問題のうち、重要性、出題可能性の高いものをピックアップしています。CFP試験は、過去問題の出題率が50%から60%と高いため、過去問対策が非常に効果的です。

  • 「みんなが欲しかった!FPの教科書1級」シリーズ(TAC出版)
  • 「合格ターゲット1級FP技能士」シリーズ(きんざい)
  • 2020年9月試験をあてるTAC直前予想FP技能士1級(TAC出版)
  • 1級FP技能検定実技試験(資産設計提案業務)精選過去問題集(FPK研修センター)
  • FP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集(きんざい)

特に、「みんなが欲しかった!FPの教科書1級」は、日本で1番売れているFP1級の教科書です。3級、2級とは異なりフルカラーではありませんが、読みやすさや理解しやすさにとことんこだわって作られており、解説もシンプルでわかりやすいです。

最後に・・・

最後に、9月試験では最新版の本を手に入れましょう

FP試験のテキストや問題集は、1年に1回、だいたい、5月~7月ごろに改定されます。これはお金に関する法律が毎年改定されるため、その改定内容もFP試験の出題範囲となるためです。ですので、9月試験を受験する方は、最新版のテキストが発売されてから購入することが大切です。

執筆・監修者 水上克朗
ファイナンシャルプランナー。慶応義塾大学卒業後、大手金融機関にて、営業・企画・総務・クレジット業務など第一線を経験。ファイナンシャルプランナーの知識を活かし、自身のライフプランを見直し、老後1憶円資産の捻出方法を確立。現在、会社勤務と並行して、執筆、監修、セミナー・研修講師、FP個別相談、FP資格取得講座、などで、ライフプラン、金融資産運用の観点から、アドバイスを行っている。

著書に「50代から老後の2000万円を貯める方法」がある。

HP:https://mizukatsu.com/

『水上克朗』さん著書
50代から老後の2000万円を貯める方法

アチーブメント出版
『50代から老後の2000万円を貯める方法』
著者:水上克朗