【合格体験記】独学やユーキャン通信講座を受講し、行政書士試験合格!3度目の受験で合格できたコツとは?

今回は、2018年度の試験で行政書士資格に合格することができた「field971133」さんの合格の秘訣をご紹介します。

「field971133」さんは3回の受験を経験し、ユーキャンの行政書士講座や独学の勉強法で試験を合格することが出来ました。独学や通信講座などの勉強方法でお悩みの方に必見の内容です。

【1】行政書士試験を目指した生い立ち・きっかけ

きっかけ①

現在、勤めている会社は大阪市内の中小企業で、当然ながら、社内に法務担当が在籍しておりません。

私は営業部門に所属しており、お客様との契約の締結にあたって、毎度のように弁護士さんに相談していた社長の姿を見て、何とかならないものか・・ということを感じていました。

そんな折、ふと書店で目にした行政書士

ネットで調べてみると、「法律を初めて勉強する人でも短期間での合格が可能!」という誘い言葉が・・

何となく、法律を扱う仕事って格好よさそうというふわっとしたイメージがあり、また、会社でも営業以外のポジションを獲得する為にも、プラスになることが予想されました。

まずは、受験するということを決め、通信教育のユーキャン行政書士講座に申し込みました。

2013年2月から勉強を開始し、試験までの9ヵ月間のほぼ毎日・・ですが、1時間ずつくらいしか時間はとれず、約300時間で試験に挑戦しましたが、あえなく不合格となりました。
しかも点数は95点です。
記述問題の採点すらしてもらえない結果だったのです。

きっかけ②

一度目の不合格で、全く行政書士への熱意が冷めてしまい、結果として再受験まで4年の歳月が必要でした。

40歳を超えると営業としての仕事を、今の延長線上で続けることが本当に自分のやりたいことなのか?という
疑問にぶち当たるときがでてきます。

その時に、会社の先代の社長が倒れ、会社員としての生き方を突き詰めて考える機会がありました。
そこで独立開業ができる行政書士を再度目指すことを決断しました。

【2】勉強時間

合計:1500時間

(1)初めての受験:約300時間(期間:2013年2月~11月)
(2)二度目の受験:約500時間(期間:2017年2月~11月)
(3)三度目の受験:約700時間(期間:2017年12月~2018年11月)

自分でいうのもなんですが、時間だけを見るとかなりの要領の悪さを露呈しています。
通常、初学者が合格に必要な勉強時間が600~1000時間であるという情報と比較すると、2倍強の時間をかけている為、ほめられた内容ではないです。

但し、一つだけ言わせてください。
30歳後半から40歳前半は、企業勤めをしておられる方においては、一番仕事が忙しい時期にあります。
会社全体の業務が見えつつあるなか、部下への指導も含めて、はっきり言って一番忙しい時期ですよね。

そういった状況で、自分の勉強時間を作ることの難しさは試験の難易度とは別に、実体験として挙げられます。

【3】失敗を重ねつつ、合格した独学勉強方法

初めての受験:2013年

①テキスト:ユーキャンの行政書士講座

②問題集:ユーキャンの過去問題集、添削テスト

③反省および気づき

1.テキストを読み解くことで精一杯。

全くの法律初学者のため、法律独特の言い回しである善意・悪意、けだし、瑕疵、錯誤等、正直言葉の意味
 から右往左往しました。

このような状態だとどんな勉強になるか?ひたすらインプット(=詰め込み)を繰り返すようになるのです。

わからないからテキストを読む、まとめる、忘れる。
40歳に入ると記憶減退との戦いが繰り広げられますがその不安を、インプットの繰り返しで補おうとします。

結果として、試験問題に対する対策が疎かになり、充分な対応ができず本試験に臨む結果となりました。

2.予想問題は一回もやらず!問題の順番すら知らない状態。

一番の失敗は、予想問題を解かなかったことです。

本試験に臨んで、問題を開いたときに、出題順序すらも知らない状態。
基礎法学→憲法→行政法→民法→商法・・
という順番で展開されることもしらずに、試験を受けて受かるはずもなく。

そしてもう一つ。同じ問題は出ない!ということを知りました。
似たような問題は出ますが、全く同じ問題ではないということです。
宅建試験などはそのまま問題と答えが同じ問いが出題されるケーすも見受けられます。
しかし行政書士試験では、必ず変更をしてきます。

つまり丸暗記では対応できない試験なのです!

2回目の受験:2017年

①テキスト:LEC 出る順総まとめ

②問題集:
 ・過去問:伊藤塾 行政書士年度別過去問 
 ・予想問題集:コンデックス情報研究所 行政書士2017年法改正と完全予想模試

③反省および気づき

1.問題対策への準備は万全!

前回の反省から、インプット中心から、問題を解く形式への勉強に変更しました。
特に3時間という長丁場での試験になるため、時間を区切って解く練習を過去問題集や予想問題集を
 使うことで対応しました。

2.無料動画も選別しながら、耳学習もできた。

このころから、YouTube上に各予備校が無料で講義動画をアップするようになりました。
通勤、移動時間などのスキマ時間に活用できたのは大きな利点といえます

民法については、初学者は独学ではわかりにくい部分が多々あります。
そういう場合、過去問の解説や、特に債権の解説があった動画をチョイスしながら、
 ラジオ感覚で聞き、帰宅後に再度テキストで確認をするという流れが確立されるようになりましたが・・・

3.当日の試験で大チョンボ!判例・条文のインプット不足判明

2017年の結果は、154点でした。うち、記述の点数は6点。。。
そうなんです。この年は絶対に受かるべき年だったのです。

この年の問44、46は、普通に勉強していれば40点は固い問題が出題されました。

問44は、宝塚パチンコ店建設中止命令事件
 問46は、民法724条の条文そのまま。
この2つの問題を全く点をとれず、丸まる落としてしまったのです。

問題を見たときに、あぁ簡単!できる!と思い込み、勘違いをしたまま、自信満々で会場を後にしました。

が、後日、会社の会議中に突然、ひょっとしてあの問題は・・と気付き、急ぎ調べましたが後の祭り。

3回目受験:2018年

①テキスト:
 ・判例対策:みんなが欲しかった行政書士の判例集
 ・条文対策:ケータイ行政書士ミニマム六法

②問題集:
 ・記述式対策:出る順行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集

 ・予想問題集:合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試 2018年度
        コンデックス情報研究所 行政書士2018年法改正と完全予想模試
        TAC 2018本試験をあてる TAC直前予想 行政書士

 ・最終確認用:合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック

③勉強法

1.六法と判例集の活用

2度目の失敗から、六法と判例集をすぐに購入しました。

まずは判例集を隅から隅まで読み、判例の要旨と結果を記憶しました。
この判例集を読んでいる時間が、これまでの勉強の中では、一番楽しかった時間ですね。

まるで物語を読むように、読み進められますし、基礎となる条文を読み込む癖もつきます
試験への有効性は一番高いと断言できます。

2.予想問題集の数を増やす!

6月頃までの発売直後に予想問題を購入

3冊分8回の予想問題を、9月まで15周し、今年度問われるであろう内容については、ほぼ網羅した感触を
つかむことができました。

この期間に集中して予想問題を対応していたことが、余裕をもって試験を迎える体制づくりにつながった
考えています。

【4】独学合格にむけたおススメの参考書

最短距離で合格する為には、行政書士試験問題への対応力を高めることが一番重要です。
最近の傾向を見ると、ひねっている問題が多いように見受けられるため、過去問だけを解いても、そのひねりに気付かないまま勉強をすすめることになりかねません。

ですので、予想問題を多く解くことをおススメしますが、一方で、判例や条文の基礎的な内容を精度よく暗記する努力も必要です。

私が再受験するのならば、合格革命シリーズを軸に下記を揃えます

合格革命は、行政書士試験への理解度が一番高いテキストです。
私が受験した時には使用しませんでしたが、肢別問題集を合格後に読んだ際に、問題の選択の意図を感じることができました。

また、予想問題における的中率も高く、信頼できる参考書だと考えます。
但し、これはあくまで個人の感覚ですが・・。

テキスト:合格革命
過去問:合格革命 肢別問題集/伊藤塾 5年
予想問題:合格革命/コンデックス/+1冊
判例集:みんなが欲しかった行政書士の判例集
六法:ケータイ行政書士ミニマム六法
一問一答:合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック

【5】まとめ

会社に勤めながら資格の取得を目指すことは、はっきり申し上げて大変です。
自分を律する心の強さが必要です。

時に、安易な方向へ流れがちですが、この不安定な景気の中、いつ会社からクビを宣告されるか、もしくは倒産という予想しない出来事に巻き込まれるやもしれません。

誰しも会社に頼らず生きていく準備をする必要がある時代であることは間違いないので、早く、確実に行政書士試験をパスして、次の準備に入ることができるように構えておくようにしましょう!!

執筆・監修 field971133
関西学院大学卒業→富士通に就職→11年で退職→大阪の中小企業(営業一筋)で働きつつ、会社に頼らない人生を常に模索しております。行政書士試験、日商簿記3級、建設業経理士2級、毒劇物取扱の資格を取得し、生きていくことには困らないような準備は万端。自身の資格取得に至る経緯やサラリーマンの生き方について、「学びなおしブログRe-learn」にて日々活動を更新中。

Twitter:@field971133