保育士はどんな資格?業種別の仕事内容、資格取得方法、オススメの勉強法などを徹底解説!

「小さい頃から夢だった保育士のお仕事をしてみたい!」「保育士になって子育て支援の仕事をしてみたい!」「仕事や子育ての経験を生かして保育士になりたい!」

そんなふうに思っているあなたへ。これから保育士試験を受験して保育士を目指してみませんか。

保育士試験は国家資格。受験資格を満たせば誰でも受験することができます。保育士の需要はますます高まるばかり。

今回は保育士資格や、保育士になるには、保育士の試験について解説していきます。

保育士の資格について、保育士試験に合格するための学習方法についての内容のほか、資格取得後の働き方についてもお伝えしています。こちらを読んで、保育士を目指す方が一人でも増えれば嬉しいです。

保育士試験に絶対合格したい!その勉強法と合格後の働き方とは?

保育士試験の受験者の年齢は幅広く、職歴や学歴もさまざまです。

とくに、ここ数年間は子育て支援の拡充に伴い、これまで以上に保育士の働く場所も多様化してきています。そこでは、保育士資格とあなたの経験を生かして、子どもたちや保護者、地域の子育て支援に貢献することが出来ます。

→【参考】一般社団法人 全国保育士養成協議会 保育士試験とはhttps://www.hoyokyo.or.jp/exam/about/

保育士って、どんな資格?

保育士は、児童福祉法にもとづく国家資格であり、保育に関する専門性が求められる資格のひとつです。

ひとりひとりの子どもの成長発達を理解した上で、さまざまな遊びを通して心身の成長を支援します。さらに心身の健やかな発達のために、生活習慣を身につける手助けをするのも保育士の役割です。

そして特別な支援が必要な子どもや保護者の相談窓口となること。

これらのように保育士は専門的な知識や技術をもとに、子どもの心と体の成長発達を助けるための資格です。また保護者に子育てに関するアドバイスをするというのも保育士の重要な役割です。

保育士になるための方法とは

保育士になるには、2通りの方法があります。

  1. 厚生労働大臣指定の養成施設を卒業する事により保育士になること。
  2. 都道府県知事が実施する保育士試験に合格して保育士資格を取得する方法です。保育士試験を受験するには受験資格があります。

受験資格には、「大学に2年以上在籍し、62単位以上習得した者」、「高等専門学校を卒業した者」などがあります。以下のリンクで簡単に受験資格の確認をすることができますので、ぜひチェックしてみてください。

→【参考】保育士試験受験資格 https://www.hoyokyo.or.jp/exam/qualify/index.html

保育士試験は、保育や小児に関する専門的な知識や技術が問われる国家試験です。試験の出題範囲や内容は、厚生労働大臣指定の保育士養成施設である大学や短期大学、専修学校で習得が必要とされているカリキュラムを元に出題されています。

保育士試験の出題科目は「保育原理」「子ども家庭福祉」「保育の心理学」「子どもの食と栄養」などの8科目()の筆記試験と、「音楽に関する技術」「造形に関する技術」「言語に関する技術」の3科目から2科目を選択して受験する実技試験があります。筆記試験はマークシート式で、6割以上の正解で合格といわれています。

筆記試験の中には、特定の2科目がともに合格基準に達することで1科目の合格となる科目もあるので注意が必要です。

筆記試験がすべて合格した後に、実技試験の受験資格が与えられます。

初めて保育士試験の内容を知ったときに、「保育士試験は難易度が高い」「難しそう」と感じる場合もあります。しかし、自分に合った方法で計画的に学習を進めれば合格は決して難しいことはありません。それに一度合格した科目は3年間有効であり、次回の受験のときに受験が免除されます。一発合格する必要はなく、3年間のうちにすべての科目を合格すればいいわけです。学習の効率的な進め方によっては、もっと短期間で合格することも可能です。

保育士試験はかつて年に1回でしたが、平成28年からは年に2回実施されるようになりました。年に1回の時よりも受験のチャンスが増えたので、以前よりも合格しやすくなったと思います。また、受験した自治体限定で保育士になれる「地域限定保育士」の試験も実施されましたが、今後の実施は未定です。

→【参考】令和3年 保育士試験について
https://www.hoyokyo.or.jp/exam/r2schedule.html

→【参考・受付終了】令和2年保育士試験 受験申請の手引き
https://www.hoyokyo.or.jp/exam/guidance/index.html

そして、晴れて保育士試験の全科目に合格したら、念願の保育士資格が取得でき、あなたも保育士の仲間入りです。保育士として都道府県への登録手続きを済ませた後に、保育士として勤務できるようになります。

保育士試験の勉強法はどんなふうに進めればいい?

保育士試験は、3年間で筆記試験と実技試験の合格を目指します。

保育士試験の受験勉強に必要なのは計画性です。

いつまでに保育士の資格を取得したいか、ということや、今から保育士試験の受験日までどれくらいの期間があり、どれくらいの量をどのようなペースで学習できるかによって、自分に合った学習量やペースが決まります。

そうはいっても全てが計画通りにはならないので、学習量やペースを軌道修正しながら進めていくのがいいと思います。

例えば、受験したい保育士試験の日まで3ヶ月以内の場合など、学習の準備ができる日数が短い場合は、今回の受験科目を1科目から3科目程度に絞って集中的に学習し、確実に合格することを目指して集中して学習するのがオススメです。

また、試験日まで半年程度の期間がある場合は、もう少し科目を増やして学習をすすめてもいいと思います。

いずれも興味のある科目、習得しやすそうな科目から学習を進めていくのが効率的な学習方法といえます。それは、ひとつひとつの科目を試験のたびに着実に合格していくことで、次回の受験科目を絞っていき、残りの科目に集中して時間をかけて学ぶことができるようになるからです。ほかに仕事や子育て、介護などをしながら学習を進める場合でも、気持ちにもゆとりが生まれやすい方法です。

ここで大切なのは、実技試験対策です。筆記試験8科目に全て合格した後に、実技試験を受験することができます。そのときのために、実技試験の受験科目を決めて、少しずつ準備しておきましょう。

【参考】保育士試験 過去問
https://www.hoyokyo.or.jp/exam/pasttest/index.html

独学・通信教育・通学、どの学習方法がいい?

勉強方法を「独学」、「通信教育」、「通学」の3つにわけて解説します。

独学について

独学は、おもに書籍を購入して学習したり、ネットの動画を視聴したりして学ぶ方法です。

  • メリット

お金がかからないことや、自分の自由なペースで学習できること、好きな教材から学べることです。

  • デメリット

一人で学習することになるので孤独になりやすいことや、学習内容に偏りが生じやすいこと、学習のコツがつかみにくいことなどがあります。

複数の書籍で勉強したり、オンラインサロンなどで仲間を見つけて一緒に学習したりすることでデメリットが解決できる場合もあります。

通信教育について

通信教育は、教材をもとに学習し、必要なときに質問や学習相談に乗ってもらいながら、基本的に一人で学習する方法です。

  • メリット

通信教育の提供元が、直近の受験日に合わせた学習計画を立ててくれることで、一人でも計画に沿って学習を進めやすいことが大きいです。

また、受験の傾向と対策にあったカリキュラムで構成された内容で確実に合格を目指しやすいこと、自分のペースで学習を進めやすいことなどがあります。

さらに、価格は通学のスクールに比べて低価格の場合がほとんどですし、講座によっては教育給付金制度を利用して学ぶこともできます。

  • デメリット

正直あまり感じないというのが本音です。独学と同様に孤独になりやすいが、サポートが充実している講座も多いですし、オンラインサロンに参加することで孤独を解消できる場合もあります。

通学(スクール)

保育士試験対策講座をしているスクールに通うという方法もあります。

  • メリット

どうしても一人では学習を進めにくいといった人にはとても向いていますし、同じ目標を持った仲間や講師に関わりやすいので孤独になりにくい環境です。また、保育士試験に関する受験情報などは豊富で、効率的に情報提供してくれます。

  • デメリット

価格が高額なことが多く、通学に時間がかかるなど経済的な面や距離の制約を受けやすいことが考えられます。確実に保育士試験に合格したいけれど、一人での学習が不安な方には向いています。講座の費用に関しては、教育給付金制度を利用できる場合もあります。

いずれも、自分のライフスタイルに合った方法で学ぶのが大切です。無理なく計画的に学習が進められる方法を選びましょう。

晴れて保育士に!職場はどんなところがあるの?

保育士試験の勉強をしながら、保育士資格取得後にはたらいてみたい職場についてリサーチしておくと、いざ保育士としてはたらくことになったときに勤務先の選択肢が広がるのでオススメです。

保育士が活躍できる場所は、とにかく多様化しています。

保育園のほかに、認定こども園、ベビーシッター、学童保育、障害児保育、学童保育、放課後等デイサービス、企業内保育所などさまざまです。

保育園は、認可保育園と認可外保育園があり、制度上の違いのほかに保育環境の違いがあります。小規模の保育園と大規模の保育園では、雰囲気も違ってきます。

さらに、働き方もパート、アルバイト、非常勤保育士、臨時保育士、正規雇用などさまざまです。夜勤の保育士を必要としている保育所もあります。

自分が保育士として、どんな職場ではたらきたいかを考えながら学習するのも楽しいです。

絶対に役立つ!保育士資格のほかに取っておくと役に立つ資格は?

保育や子どもに関する資格は多くあります。保育士の実務経験がない状態でも、保育現場で自信につながり、持っていることで確実に役に立つ資格は、子どもの命と安全を守る資格といえます。保育士としてのスキルアップにもつながります。以下の資格がオススメです。保育士試験の学習内容に重複する内容もありますし、取得を目指しながら受験勉強をするのもオススメです。

  • 認定病児保育スペシャリスト(日本病児保育協会)

https://sickchild-care.jp/sp/

保育園で子どもが発熱したり、体調が悪くなってしまったりした場面での適切なケアを学ぶことができます。

  • 小児救命救急法 EFR―CFC

https://www.fieday.net/ac/?page_id=354

子どもに関わる仕事をしている人が取得を目指す国際資格です。

まとめ

保育士という資格は一度取得することで生涯子育ての場で活躍できる資格です。

あなたのさまざまな経験と保育士資格を掛け合わせることで、一人一人を大切にした柔軟な子育て支援ができるようになると思います。

この記事が皆さんの保育士試験を目指す小さなきっかけ助けとなり、保育士になられることを願っています。保育士試験を目指しているすべての方のご活躍を心より応援しています。

執筆・監修 miya
1981年生まれ。大学中退後に保育士試験を受験し、合格後2年間保育園に勤務。その後、当時シングルマザーで看護学校を受験し30歳で看護師に。社会人を経てから保育士や看護師を目指す方法や失敗しない職場選びについての情報発信中。
Twitter:@hanauta2017 /Instagram:hanauta2017