管理業務主任者は独学合格できる?必要な勉強時間・勉強方法を解説

管理業務主任者は、不動産関連の国家資格として有名です。

ですが国家資格の中では易しい分類になりますので、独学でも合格できる可能性は十分にあると言えます。

とはいえ、参考書を読み込んだり、実践問題を解いたりといったある程度の勉強は必要です。
では、どれくらいの期間どんな勉強をすればいいのでしょうか。

この記事では独学で管理業務主任者試験に合格するための勉強方法などをご紹介いたします!

これから管理業務主任者の勉強を始めようとしている人、不動産関連の資格を取得しようと考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

実際に独学合格は可能か

管理業務主任者の合格率はおよそ20%ですが、実際に管理業務主任者の試験は独学でも合格できるのでしょうか。他の国家資格の合格率と比較しながら考えていきましょう。

【不動産関連の国家資格合格率】

  • 宅建士 15
  • マンション管理士 89
  • 土地家屋調査士 89

 

【法律関連の国家資格合格率】

  • 社会保険労務士 5
  • 司法書士 34

このデータからもわかる通り、合格率が10%を下回る国家資格がほとんどです。試験が非常に難しいということがわかります。

しかし、管理業務主任者の合格率はおよそ20%ですので、国家資格の中では合格率が高く、試験の難易度は易しいことがわかります。

以上のことを踏まえると管理業務主任者の資格は、勉強のやり方や量によっては、独学でも合格を目指せると言えます。

独学のメリット・デメリット

試験勉強の手段としては、独学以外にも予備校や通信講座を受講する方法があります。

では、独学はこれらに比べて、どんなメリットやデメリットがあるのか、その特徴についてご紹介いたします。

独学のメリット
  • 受講料が発生せず自分が用意した教材で勉強するため、試験勉強にかかる費用を節約できる
  • 予備校のように勉強を開始する時期が決まっていないので、思い立った時にいつでもすぐ学び始められる
独学のデメリット
  • やる気や集中力を維持するのが大変
  • 試験までの学習課程を自分で設定しなければいけない
  • 難しい項目に差し掛かっても、質問できる場面が少ない
  • 数ある参考書や問題集の中から、自分に合ったものを見つけ出さなければいけない
  • 自分の学習進捗や、やり方がほんとうに正しいのかわからない

こうみると、独学はネガティブな印象が目立ってしまいます。

しかし、このデメリットとして挙げた部分をひとひとつ乗り越えられれば、最も低コストで合格を目指せるとも言えます。

自分なりのやり方で、コツコツと勉強していける自信がある人なら、独学合格も目指せるでしょう。

試験までのプロセス

いつから勉強するべきか

今まで不動産関連の勉強をしたことがなく、ゼロから管理業務主任者の勉強を始める人であれば、試験の約半年前から勉強を始めた方が良いとされています。

しかし、宅建士の資格をもっている人や、不動産関連の勉強をした経験がある人ならば、半年よりもっと短い期間で合格は目指せます。

管理業務主任者の試験範囲には法律に関する分野が入っており、これをすでに勉強している人は有利と言えるでしょう。

合格した人の中には、約2か月間しか勉強しなかったという人もいるようです。

必要な勉強時間は?

では、初めて管理業務主任者の勉強をする人の場合は、1日に何時間程度勉強するべきなのでしょうか。

初学者の場合、一般的な総勉強時間は300時間程度とされています。

先ほど「試験の約半年前から勉強するべき」とお伝えいたしましたが、ここから単純に逆算すると、

1日の勉強時間は2時間程度ということになりますね。仕事や家庭等の事情で、平日にとれる時間が短い人は、平日は1時間、休日に3時間勉強するといったように、自分のライフスタイルに合わせて勉強時間を調整してみてください。

頑張って毎日3時間勉強するという人であれば、3か月半程度の勉強でも合格を目指せる計算になります。

もちろん、300時間というのは勉強時間の目安にしかすぎませんが、これをもとに試験までのプロセスを考えるのも良いでしょう。

ダラダラと長く続けたり、無理して詰め込んだりせず、自分の生活や性格に合わせた勉強計画をたててください。

勉強時間を確保する方法

300時間程度勉強すれば、合格に手が届くということはわかりましたが、時間をどのように確保するかが肝心です。

実際に、管理業務主任者の試験に合格した人の中には、「通常より朝1時間早く起きて、仕事前に勉強していた」という人がいました。

出勤時間が早い人や朝が苦手な人なら、仕事後帰宅してすぐや寝る前に勉強するのも良いですね。

休日でも平日でも1日にとれる時間が1時間で精いっぱいという人は、その分長い期間勉強する必要があります。

そうすると、モチベーション維持が難しくなるリスクや、過去に覚えた内容を忘れてしまうというリスクが出てきますので、できればもう少し勉強時間を確保する必要があるでしょう。

スマホでスキマ時間を有効に

そのような忙しい人にもおススメなのが、スマホ学習です。
過去問を収録したスマホアプリがいくつか配信されているので、ぜひ活用してみてください。

スマホひとつで勉強できるので、例えば電車・バスなどで移動している時間や、仕事の昼休みに空いた時間も有効活用できます。

隙間時間を工夫して活用し、効率よく勉強することが合格への近道です。

管理業務主任者のテキスト選びのコツ

1日の勉強時間や試験日までのプロセスを設定したら、続いてはテキストを購入する必要があります。

このとき、自分に合ったテキストを選定できるかが重要です。自分のレベルに合わせたテキストを選ぶようにしましょう。

そしてテキストを大量に買う必要はありませんむしろ、異なる出版社から出されているテキストをそれぞれ購入してしまうと、微妙なニュアンスの違いなどから混乱してしまう事もあります。

自分に合っていると感じた基礎の参考書を購入したら、同じシリーズの実践問題集を購入してください。

管理業務主任者の勉強のコツ

やみくもに問題を解いても、内容がしっかり身についていなければ、効率のいい勉強法とは言えません。

いきなり問題をとき始める前に、まずは参考書を一通り読みましょう。

参考書→問題集→参考書

と繰り返すことで、理解のスピードが早くなります。

最初読んでいると、気になる点やよくわからない部分が出てきますが、まずは気にせず読み進めてください。最初から気にしすぎていては、なかなか先に進めず挫折するリスクまであります。

細かい部分よりもまずは大まかに、全体の内容や流れをつかむことが大切です。

そして一度すべてを読み終えた後もう一度読んでみると、最初は理解出来ていなかった内容が、自然に理解できている事もあります。テキストの内容がすべて理解出来るようになるまで、何度も読み返すことがおすすめです。

基礎のテキストが理解できたら、続いて実践問題となります。実践問題を解き始めると、テキストの理解もさらに深まっていきます。

また、問題を解いて間違っていた箇所やわからなかった箇所は解説やテキストをよく読み、曖昧なまま流さないようにしましょう。

初めのうちは無理に問題を解こうとせず、テキストを見ながら実践問題を解くようにして、理解を深めていって下さい。そのうちテキストを見なくてもスラスラ解けるようになっていくでしょう。

それでもまだ、勉強が足りないと感じる人は要点をまとめたテキストを読んでみてください。

試験のポイントとなる事項を理解して、さらに頭の中を整理しましょう。

独学勉強で気をつけること

勉強を進めていくと、わからない部分や苦手な部分がでてきます。

その際、質問できる環境が身近に無いという点は、独学で困る部分になります。わからない部分が出てきてしまったら、テキストを見返したり調べたりして、自力で解決するしかありません。

このときに、わからない部分にこだわりすぎない事が大切です。
もちろん、わからない部分を簡単にスルーしてしまうのは良くないですが、こだわって悩みすぎるとそこから先に進めなくなり、勉強効率がかえって悪くなってしまう場合もあります。

最初はわからなかった部分でも、繰り返し問題を解き、他の問題も解いてみることで、わかってくることもあるのです。

わからない部分にこだわりすぎて挫折しそうになる前に、思い切って先に進んでみましょう。

独学勉強で受験する場合の合計費用

独学勉強の場合は参考書の代金と受験料だけで済むので、通信講座や予備校に通うより、はるかにリーズナブルです。

参考書も、大量購入する必要は無いと先程もお伝えしましたので、テキスト代は1万円もあれば、十分な量が揃えられるでしょう。

管理業務主任者の受験料は8,900ですので、合計2万円以内でも合格は十分に目指せます。

管理業務主任者を独学勉強する場合のモチベーション

独学デメリットの部分でも上げたとおり、独学の場合は気持ちを維持して、コツコツと勉強するのが何よりも大変です。最初のモチベーションが保ちきれずに挫折してしまう人もいます。

では、どうすれば最後まで挫折せずに試験に挑めるのか、独学でも気持ちを維持するコツについて、いくつかご紹介いたしますので是非参考にして下さい。

いつもとは違う場所で勉強する

今日はどうしてもやる気が起きないという日もありますよね。そんなときは、いつもと違う場所で勉強を始めてみて下さい。

図書館やカフェなど、外に出て勉強すると気持ちがリフレッシュして、思いのほかはかどることもあります。

外に出て勉強するのが難しい場合は、家の中で勉強場所を変えても良いです。

例えば、いつも自分の部屋で勉強している人はリビングで勉強してみるなど、少し場所がかわるだけで気分も変わります。

場所を変えると同時に、気持ちもリフレッシュさせて勉強してみましょう。

合格後をイメージする

管理業務主任者を受験する人は、ほとんどがその資格を仕事に活かしたいと考えているでしょう。その際にどう活かしたいのか、合格後の目標等を今一度思い描いてみてください。

もしくは、仕事のことではなくても、合格したらコレを買うなどといった、自分へのご褒美を設定するのも良いです。

合格後の良いイメージを膨らませると、やる気も回復してきます。

勉強スケジュールを細かく設定して記録する

例えば、「今週中に100問の実践問題をやる」というように、ざっくりとしたスケジュールだと、それが膨大な量に思えてやる気が削がれてしまいます。

しかし115問だけ実践問題をやる」となると、頑張れる気がしてきますよね。実際のところは、115問を1週間こなしたら105問も解いていることになるのです。

このように、大まかなスケジュールを設定するとやる気をそがれたり、逆に最初に切羽詰まって頑張りすぎてしまったりします。

気持ちの面でも体力の面でも、無理が出ないような1日の勉強量を決めましょう。

また、その日に行った勉強の記録を付けるのも良いです。記録を付けることで、今日はこれだけできたと目に見えてくるため、達成感があります。

さらに、記録とスケジュールを照らし合わせることで、今日はこなせなかった勉強があった場合、再確認して明日の勉強内容を調整することも可能になります。

手間を惜しまず、スケジュールと記録はしっかりつけましょう。

スケジュール通りに進まなくても諦めない

仕事や家庭の都合で、予定していたスケジュール通りに勉強が進まないこともでてきます。

そのときに、もう間に合わないかなとすぐ諦めずに、スケジュールの修正を出来るかがポイントです。

少し勉強が遅れてしまってもまずは諦めずに、勉強内容を考え直してみましょう。

独学が不安な方は通信講座がおすすめ

以上独学での勉強法をお伝えしましたが、自分にはちょっと厳しそうだな、と思った方には通信講座の利用をおすすめします。

通信講座なら費用も予備校より低めに設定されていますし、スケジュール管理やモチベーション維持のサポートを行ってくれるところもあります。

テキストを自分で選ぶ必要もないので、何から始めたらいいかわからない、という方はぜひ検討してみてください。

まとめ

最後に、管理業務主任者の独学勉強法についてまとめておきましょう。

管理業務主任者の独学勉強法
  • 管理業務主任者の合格率は20%ほどで、独学でも合格が目指せる
  • 必要な勉強時間は300時間
  • 独学は費用はかからないが、モチベーション維持や学習管理が大変
  • アプリを活用したり、勉強法を工夫して取り組むことが重要

独学でも管理業務主任者の資格取得を目指せるオススメの勉強法についてご紹介しました。

独学の勉強にはデメリットも多くあります。

しかし、スケジュール管理を怠らずにコツコツ努力できる人なら合格を目指せることがわかりました。

この記事を見ていただいた上で、「自分なら独学でも頑張れる!」と感じた人は、ぜひ、独学で管理業務主任者の試験に挑戦してみましょう!

監修 資格LIVE編集部
会社や社会に役立つ資格や、資格取得方法、勉強法、必勝法を徹底リサーチ中!