管理業務主任者に将来性はある?需要やニーズについて解説

近年マンション自体の数が増えていることもあり、管理業務主任者に対する注目度はどんどん高まってきています。

そのため、毎年多くの人が管理業務主任者試験に挑戦しているのです。

管理業務主任者は不動産関係の資格としてとても人気ですが、実際の仕事どのくらい活かせる資格なのでしょうか。

今回は、管理業務主任者のニーズや将来性について徹底的にご紹介します!

管理業務主任者はもちろん、不動産業務に関係する資格の取得を考えている人や、これから不動産関係の仕事に就きたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

管理業務主任者の現状

管理業務主任者はとても人気な資格で、例年15,000人を超える人が受験をしています。
マンション自体の数が増えてきた今、管理業務主任者の資格を持つ人は重宝されていて、これからもニーズは高まっていくと予想ができる資格です。

不動産の業界では、マンション管理の専門家が必要不可欠です。
管理業務主任者の資格もそのうちのひとつとなっています。

管理業務主任者は必要不可欠

マンション管理において、管理業務主任者の存在は必要不可欠です。

なぜなら、マンションの管理をする会社には管理業務主任者を配属しなければいけない法律で定められているからです。

マンションの管理を行っている会社というのは、管理組合30件あたりにつき1人以上の管理業務主任者を置く義務が設けられています。

管理業務主任者の資格を持った人がその会社から1人いなくなったとして、もし設置義務の基準を下回ってしまった場合には、2週間以内にまた基準をクリアしなければならないのです。

法律で決められた設置義務を守れなかった会社は罰金を支払うことになってしまうので、管理業務主任者の資格を持っている人材は、マンション管理会社にとってなくてはならない存在なのです。

管理業務主任者の仕事内容

マンション管理の専門家

管理業務主任者は不動産業務のマンションを管理する業務において必要となる国家資格です。

マンションを管理する業者が管理組合に対して、契約についての重要事項説明や、事務報告などをする際に管理業務主任者の資格が必要となります。

具体的には、マンション内でのルール決定やマンションを運営するにあたっての様々な手助けをする仕事です。

他には、マンションや地域の住民・業者などとコミュニケーションをはかり、コンサルティングの業務も行います。

つまり、マンションの管理や運営を円滑に行うための大切な役割を担っているのです。

マンション管理の専門家である管理業務主任者は、マンションの住民や管理組合にとって必要不可欠な存在だと言えます。

管理業務主任者には独占業務がある

管理業務主任者の業務には、資格を持っていないと
行えない独占業務があります。
その独占業務は以下のとおりです。

  • 管理受託契約をするにあたっての重要事項説明
  • 重要事項に関する書類へのサイン
  • 管理受託契約の契約書へのサイン
  • 管理業務に関する報告

これらの業務は専門的な知識が必要なので、管理業務主任者の資格が必要不可欠となります。

マンション管理の業務の中でも、契約の受託・委託に関わる部分はプロが慎重に行う必要があり、資格を持っていない人が手を付けてはいけない業務です。

安全で円滑なマンション管理をするために、管理業務主任者だけが行える業務というのが存在するのです。

管理業務主任者の需要・将来性

マンション管理会社において、管理業務主任者が重要な存在であることはわかりました。

しかしそれマンション管理以外にも、管理業務主任者を必要としている業種は存在します。

不動産業界はマルチ化している

最近の不動産業界はひとつの業務に絞って経営するのが厳しい時代になってきました。
なので、マルチに業務を行う会社が増えています。

例えば土地・建物の取引を行う業界や、家を借りる際の賃貸契約を仲介している業界など様々です。
なので、マンション管理の業務を行っていないという企業はもちろんたくさんあります。

賃貸の仲介業だけを行っていた企業が、より収益を上げるためにマンション管理の業務も新たに始めるというケースがあるのです。

このように、マンション業界へ新たに参入する会社が増えてきているため、管理業務主任者のニーズは高まってきていると言えます。

管理業務主任者のこれから

定期的に起こるマンションブームはありますが、そうでなくても新しいマンションというのは次々に建てられています。
マンションの数が増えていくということは、必然的に管理組合や管理業務主任者のニーズも高まっていくと言えます。

また、以前に建設されたマンションでは、老朽化に伴い修繕や建て替え等を行う必要があります。
管理業務主任者は、このような問題に対応出来る専門家ということになりますので、需要が増えていくと予想できます。

マンション自体が無くならない限り、管理業務主任者の仕事もなくなることはありません。したがって、管理業務主任者の仕事はこれからも必要とされ続けるでしょう。

管理業務主任者資格取得のメリット

管理業務主任者試験は合格率が20%前後で、国家資格の中では取得しやすい分類になります。

それでいて、管理業務主任者の資格を持っていると役立つ場面がたくさんあります。

具体的にどのような場面で活かせるのか、いくつかのメリットをご紹介していきます。

就職・転職活動で有利

先程もマンションの数は年々増えてきているとお伝えしましたが、そのマンション増加に比例するような形で管理業務主任者の需要も高くなっています。

なので、不動産業界の中でもマンション管理に関わる業務を行っている会社へ就職する場合に、管理業務主任者の資格を持っていると有利になるでしょう。

管理業務主任者とダブル取得されることも多いマンション管理士という資格もありますが、マンション管理士には独占業務や法律による設置義務がないです。

管理業務主任者は法律による義務等がある分、マンション管理士の資格だけ保有している人と比べると
就職時に会社からより必要とされやすい人材になれるでしょう。

資格手当が出る会社もある

管理業務主任者の資格を持っている人は、会社次第で資格手当が出ることもあります。おおよそ5,000〜15,000円ほどです。
毎月の基本給に手当が上乗せされるなら、ぜひ持っていたい資格だと言えますね。

このような金銭面での手当が無くても、管理業務主任者の資格を持っている人は優遇するという求人を出している会社もあります。

管理業務主任者の資格を持っていると、高待遇で働くことも期待出来るでしょう。

独立が目指せる

管理業務主任者の資格を持っていれば、その専門性を活かして独立することも可能です。

資格取得後すぐの独立は現実的ではないので、実務の経験を積み営業などのスキルも磨くと良いでしょう。

司法書士や税理士のような他の士業系資格と比べると、管理業務主任者の資格は独立が難しいとは言われていますが、マンションがある限り仕事のチャンスがあるのも事実です。

今も尚マンションは増えている上に、すでに建てられているマンションの修繕も必要になってきます。
この業界に独立して参入する隙間は残っていると言えます。

管理業務主任者の資格だけではなく、他の不動産関連の資格を取得しておくことで、独立後に仕事の幅を広げていけるでしょう。

管理業務主任者になるには

管理業務主任者の肩書を名乗って働くためには、国家試験に合格しなければいけません。

国家試験と言うと難易度が高いイメージがあるかと思いますが、管理業務主任者の試験は公認会計士や税理士のような難関資格ではありません。

試験に合格できたら資格登録をするために実務経験が求められますが、実務経験がない人のための講習があるのでこれを受講することでクリアとなります。

管理業務主任者試験は合格率が比較的高い

国家試験というと、司法試験や税理士のように合格率が低くて取得が難しいイメージを持つ人もいるでしょう。

しかし、管理業務主任者の試験問題は比較的易しい内容になっていて、試験の合格率は毎年20%を超えていることがほとんどです。

そのため、400時間も勉強すれば合格が目指せると言われています。勉強にかける期間も比較的短くて済みそうです。

合格率や試験問題の難易度からみて、不動産業界の資格を何か取得したいと考えている人はまず、管理業務主任者の試験にチャレンジするのも良いでしょう。

現状はこのように取得しやすい資格となっていますが、管理業務主任者試験の問題が難しくなっていくこともありえます

なぜなら、不動産業務に関係する法律が厳しくなってきているからです。

法律が厳しくなることでマンションの管理業務においてもより専門性が高まっていく事が予想できるでしょう。

いつか不動産業界で働こうと考えている人は、試験問題が難しくなる前に受験しておくと良いかもしれません。

通信講座での勉強がおすすめ

管理業務主任者試験の問題は比較的易しいと先程もお伝えしたように、独学で勉強しても合格が目指せる資格ではあります。
しかし、実際は通信講座や予備校を受講している人のほうが合格実績は高いです。

試験も年々難しくなってきている状況ですので、確実に合格を目指したい人であれば独学ではなく
予備校や通信講座を受講したほうが安心でしょう。

しかし予備校だと決まった時間に通わないといけないので、自分の時間が取りづらい人は通信講座での勉強がおすすめです。

さらに、難関資格だと言われているマンション管理士の資格も、通信講座なら同時取得が目指しやすいです。

管理業務主任者とマンション管理士の資格は、試験の出題範囲が重なっている部分も多いので、通信講座なら両方の合格を目指して効率良く勉強していくことが可能となります。

まとめ

それでは最後に、管理業務主任者の将来性についてまとめておきましょう。

管理業務主任者の将来性まとめ
  • 管理業務主任者はマンション管理の仕事において必要不可欠
  • マンション増加に伴い、資格のニーズも高まってきている
  • 不動産業界はマルチ化していて、需要は高まっている

以上、管理業務主任者の将来性についてご紹介してきました。

管理業務主任者の試験は他の国家試験と比較すると難易度が易しく、取得しやすい試験だと言えます。

そして、マンションが無くならない限りは管理業務主任者も無くならない仕事です。

これから不動産業界で就職しようと考えている人は、ぜひ管理業務主任者の試験にチャレンジしてみてください。

監修 資格LIVE編集部
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