マンション管理士は独学で合格可能?〜合格率や勉強法を解説〜

マンション管理士の合格率は平均して10%を下回ります
難関資格のため、通信講座や予備校へ受講せず合格できるのか、不安に感じる方も多いかと思います。

今回は独学でマンション管理士取得を目指す方のために、勉強法やおすすめのテキストをご紹介します。

独学でマンション管理士の資格取得は可能か

マンション管理士は難易度が高い資格と言われているので、多くの方は通信講座や学校へ受講しています

やはり独学での合格の方が難易度が高いですが、それでも実際に独学でマンション管理士の資格取得に成功した人も実際にいます。決して不可能ではありません。

なぜ合格率が10%を下回るのか

結論から言うならば、勉強不足のまま無理して受験する人が多いことも、その理由のひとつです。

マンション管理士は、同じマンション管理に関する資格であることから、管理業務主任者とセットで考えている人も多い資格です。
試験の出題形式はどちらもマークシート形式の4択問題ですが、
実際の試験問題はマンション管理士の方が、より専門性の高い知識を求められるため、難しいといえます。

それだけではなく、マンション管理士の試験問題には難問数問出題されるため、”それなりの理解度″の人が受験しても、失敗してしまうようなつくりになっているのです。

ひとつひとつの理解度をより深めなければ、合格はできないと思っていてください。

どれくらいの期間勉強するべきか

予備知識がないまっさらな状態から学習を始める場合は、合格までに500時間は勉強する必要があるといわれています。

社会人が平日1時間、休日8時間勉強に割けたとして、1週間で20時間勉強すると考えた場合、
1か月で約85時間…
この計算で行くと、半年前から勉強しておくと良さそうですね。

これほど長い期間になると、勉強に対するモチベーションのキープが難しかったり、法律の分野の問題で挫折しそうになったりと、簡単な道のりではないでしょう。

それでも、コツコツと努力した結果独学でも合格できた人はいます。

このように、強い意志を持って努力できるなら独学でも合格は目指せますが、「勉強にかける費用がもったいない」という理由から独学に固執した人は、残念な結果になっていることも多いです。

無理に独学で勉強して合格できず、また来年受験する…となってしまうのであれば、通信講座や予備校を受講がおすすめです。

どんな人なら独学での合格を目指せるか

  • マンション管理士に関連する資格を取得している人

過去に不動産関連の資格試験に合格した経験がある人なら、その知識を活かせるため独学での合格も目指しやすいです。

例えば、管理業務主任者宅建士などの資格を持っているひとは有利になります。

  • 難易度の高い資格でも独学で合格した経験がある人

例えば日商簿記1級や行政書士など、合格率がおおよそ10%程度の難しい試験でも独学で合格したことがある人なら、独学は向いていると言えます。

どのようなやり方で、毎日どれくらい勉強して本番対策をいつからどれくらい行うべきかなど、
学習課程を自分で設定してコツコツ勉強する癖がついている人なら、マンション管理士の試験も独学で挑戦する価値はあります。

今までに、難しい試験や大学受験に独学で合格した経験がある人はマンション管理士も独学合格を目指せるでしょう。

独学のメリット

学習のための費用を節約できる

勉強にかけるコストを抑えられるというのは、独学のイメージとして多くの人がまず思い浮かべることかと思います。

通信講座や予備校を受講する場合は、万単位からの出費となることがほとんどですので、やはりこれに比べると独学はかなり費用を抑えられます。

参考書や問題集の用意だけなら、1万円未満で勉強することも可能です。

独学に慣れている人、自信がある人、また、既に不動産に関する知識を持っている人なら、費用を抑えて独学で挑戦するのも良いかもしれません。

学習ペースを自由に決められる

予備校の場合は、最初に決められた学習課程があるため、その時間通りに出席しなくてはなりません。

しかし、独学であれば自分で学習過程を自由に決められるので、自分の生活スタイルに合わせて勉強することが出来ます。

さらに各分野の勉強量においても、苦手な分野を集中して勉強したり、得意な部分は簡単に済ませたりなど調整することも可能です。

自分で決めた学習過程をしっかりこなせて、効率良く学習できる人なら、独学でも十分合格を目指せるでしょう。

独学のデメリット

学習課程の管理が難しい

マンション管理士の試験は難易度が高いため、独学で勉強するにあたっての学習課程は工夫して組む必要があります。

この管理を怠ると、勉強不足な分野が出てきてしまったり、本番対策が不完全になったりと、勉強が試験当日までに間に合わなかったということにもなりかねません。

通信講座や予備校であれば、きちんと管理された効率のよい学習課程が組まれています。

独学の経験が少なく、自分で学習課程を管理する自信がない人は独学で合格を目指すことは難しいと言えるでしょう。

途中で気持ちが折れやすい

独学となると、ひとりでコツコツと勉強するしかないので、同じ目標を持った人と切磋琢磨できない場合がほとんどです。

その状況下で半年ほどかけて500時間程度の勉強をこなすというのは、やはり気持ちが折れてしまい挫折する人もいます。

難易度の高いマンション管理士の勉強を孤独に続けることは並大抵の気持ちでは難しいでしょう。

そして、分かりづらいと言われている法律の分野は特に気持ちが折れてしまうポイントです。

法律の勉強が初めてという人であれば条文や判例は非常に理解に苦しむ部分ですので、やる気の維持が難しくそのまま挫折してしまうケースもあります。

難しい分野でも諦めずに、強い目的意識を持って勉強を続けることが大切です。

マンション管理士を独学する場合のおすすめテキスト紹介

らくらくわかる!マンション管理士速習テキスト

このテキストは、「ですます調」の講義形式となっているため非常に読みやすく、独学者におすすめです。2色刷りで図表も豊富に活用されていて見やすくなっています。

さらに要所要所で「Point整理」として、重要事項が表形式でまとまっています。
マンション管理士試験は、暗記が中心の学習となりますので、この「Point整理」は非常に役に立つと評判です。

ほかにも各章ごとに確認問題が掲載され、しっかりと理解しながら学習を進めることができるなど、非常に完成度の高いテキストになっています。

テキスト選びの注意点

  • 最新版のテキストを購入する

マンション管理士の試験には法律の分野があり、これは法改正によって変わることがあります。
そして、法改正された部分が試験問題として採用されることが非常に多いです。

出版された時期が古いテキストで勉強を進めてしまうと、新しくなった法律の問題を間違えてしまうリスクがあります。なので、テキストは必ず最新版で勉強するべきです。

  • テキストのシリーズを同じにする

これは、マンション管理士以外の資格でもいえることですが、なるべく同じシリーズのテキストで勉強をしましょう。

出版社によって、解説方法が違うこともあるので、統一されていないテキストで勉強するとその微妙な違いから混乱し余計に難しく感じてしまうことがあります。

さらには、複数のシリーズで購入してしまうと、せっかくたくさん購入したテキストなのに内容が重複していたり、さらには必要な情報が漏れてしまうこともあります。

基本的には、同じシリーズでテキストを購入するようにしましょう。

スマホアプリも便利

最近は、マンション管理士の過去問ができるようなスマホアプリもあります。
分厚いテキストを持ち歩いたり、広げたりすることなくスマホひとつで勉強ができます。
これなら、移動中のバスや電車の中でも勉強できるため便利です。

スマホアプリを有効活用することで、隙間時間でも勉強が可能になります。

隙間時間を有効活用して、効率のいい勉強をしましょう。

独学で勉強するコツ

試験当日までの勉強計画をつくる

合格を目指すなら、試験当日までのプロセス管理が重要です。

試験は年に1回なので、そこから逆算して考えた場合その年に受験するべきか、もしくは翌年以降に受験するべきか、見極める必要があります。

自分で試験当日までのプロセスをよく考えて、勉強の計画を立てることが大切です。

知識を入れることから始める

これ以降の内容は、ひとによって合う勉強法なのか、そうではないのかそれぞれ異なってきます。
なので、参考にしたうえで、自分に合ったやり方にアレンジしてください。

試験勉強をするにあたっては、いきなり実践問題を解き始めるのではなく、まず、基礎的な内容を頭に入れて理解すると良いです。

  • まずは一通り読み進める

テキストを読んでいる途中でよくわからない内容が出てくると、どうしてもそこで一度立ち止まりたくなりますが、まずはあまり気にし過ぎずそのテキストをひととおり読んでみましょう。

すると、勉強していく大まかな内容や全体の流れについて理解することができます。

全体の流れや内容を理解した上でもう一度そのテキストを読み返すと、最初はよくわからなかった部分でも自然と理解できてくる場合があります。

実践力を上げる

基礎の理解ができたら、続いて、過去問や一問一答などで実際に問題を解いていきましょう。

そうすると、理解したと思っていたはずの内容でも知識が足りていない部分が見えてきたり、違うニュアンスで理解していた部分に気づけたりします。

この時、わからないことを曖昧になったままスルーせずに丁寧に振り返ってみて、さらに理解を深める習慣をつけましょう。合格へ格段に近づくことができます。

取り組む問題としてはまず、気軽にチャレンジできて1つの問題に集中できる一問一答形式の問題がおすすめです。

一問一答が問題なくこなせるようになってきたら、本番の試験と同じ形式の問題に挑戦して、応用力や実践力を鍛えていきましょう。

ダブル受験もおすすめ

マンション管理士と一緒に管理業務責任者を受験する人もいます。

管理業務責任者とは、マンション管理業者が管理組合等に対して管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務報告を行う際に必要な国家資格です。

自分がまず、マンション管理士だけの勉強に専念するのか、もしくは管理業務責任者の試験勉強も同時に行うのかを決めましょう。

ダブル受験をする場合はそれに伴って、用意するべきテキストも違ってきます。

いま、管理業務主任者の資格を持っていない人であれば、ぜひダブル受験に挑戦してみてください。

ダブル受験と聞くと、片方を受験する場合の倍の量を勉強するのではと想像してしまいますが、
内容が重複している部分が多いので、実はマンション管理士だけを受験する際とあまり変わらない勉強量で合格を目指せます。

また、マンション管理士か管理業務主任者のどちらかを取得していれば、もう片方の受験の際に【5問免除】の制度が受けられます。
ダブル受験に自信がない人でもこの制度を活かして、片方合格したらその後すぐもう片方の合格を目指すという手段もあります。

このほか、宅建士の資格も不動産のプロを目指す人にはおすすめです。

独学で勉強するか受講するか

ここまで、独学での勉強法をお伝えしてきました。
しかしやはり、通信講座を受講している人の方が合格しやすくなる傾向にあります。

日商簿記検定3級や秘書検定3級のように、比較的合格率も高く易しい資格の勉強をする場合は、独学でも十分に合格を目指せます。

しかしマンション管理士の場合は、難易度が高い国家資格であるため独学で合格するのは難しくなってきます。

短期間で確実に合格を目指したい人なら、通信講座を受講した方が安全といえるでしょう。

おすすめの通信講座をご紹介

  • フォーサイト

フォーサイトは受講料がリーズナブルで、予備校を受講する場合の半額程度で受講できます。

合格率も全国平均の2.87倍と高い実績を有しています。これなら、安心して勉強に励めますよね。

また、独学で勉強する際に失敗しがちな学習プロセスの管理もフォーサイトならバッチリ行ってくれます。さらに隙間時間を有効活用できる、スマホ学習にも対応しております。

独学に自信がない人は、ぜひフォーサイトの受講を考えてみてください。

  • スタディング

スタディングでは、管理業務主任者とのダブル受験のための講座が組まれています。

動画講座はもちろんのこと、過去問練習など全ての学習内容をスマホ等で利用する形態となっているため、忙しい社会人でも無理なく効率的に勉強が進められます。

管理業務主任者とのダブル受験を考えている方にはスタディングがおすすめです。

まとめ

では最後に、マンション管理士の独学についてまとめておきましょう。

まとめ
  • 独学のハードルは高め
  • 実践問題で間違えたところは、丁寧に復習する
  • 勉強のスケジュール管理に注意して、スマホ学習で隙間時間を活用すると良い

はじめにも、マンション管理の合格率は低く独学で合格を目指すのは難易度が高いとお伝えしました。

もちろん、独学勉強に自信がある人や、不動産関連の勉強を経験しているひとなら独学で挑戦する価値はあります。

しかし、費用を抑えたいなどの理由から独学にこだわってしまっている人は、もし挫折しそうになった時、通信講座に切り替えて勉強するやり方も考えてみてください。

独学で勉強するのか、通信講座を受講するのか、自分の性格やレベルをよく考慮して決定しましょう。

マンション管理士は、これからの時代にも求められる仕事です。ぜひ、合格を目指しましょう。

監修 資格LIVE編集部
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