【合格体験記】管業資格取得の範囲免除を利用し、マンション管理士に合格!iPadと資格講座を使った勉強法とは?

今回は「Mr.Jimmy」さんのマンション管理士の合格体験記を元に合格する秘訣に関してご紹介します。

はじめに

2019年に受験して合格点37点に対して39点で合格したマンション管理士(以下、「マン管」)について今回記載させて頂きます。

私自身は、管理業務主任者(2018年受験合格。以下、「管業」)、賃貸不動産経営管理士(2019年受験合格。以下、「賃菅」)について、記事を書かせて頂いております。

仕事が忙しく深夜に及ぶこともあるうえ、通勤に片道1時間半近く掛かります。

また2019年は1020日に昨年は不合格だった宅地建物取引士(以下、「宅建」)の受験から始まり、11月の1週目は某マラソン大会を出走して、3時間40分台で完走、2週目は賃菅、3週目はマン管試験を控えているという、非常にタイトな中で受験でした。

そんな中で、マン管、宅建、管業、賃菅の不動産系4つの資格の中でも合格率8%と最難関であるマン管に、初めての受験で合格しました。

勉強方法や、効率的な勉強の仕方についてご紹介したいと思います。

マンション管理士を目指したきっかけ

マン管の資格を知ったのは、前年の管業受験の際に、「マン管という管業より難しいマンション系の資格がある」ということを聞いてからでした。

管業は必ず置かなければならない必置資格であり、管理会社側の立ち位置で必要な資格に対して、マン管は必ずしも必置ではなく、管理組合側の資格ということを確認しました。なんでそんなマン管が難しいのか、管業の年は実はわかりませんでした。

当然、資格についてもあまり知らないうえ、かなり難しいということで、管業を受けた時は受けるつもりはありませんでした。

それならどうしてマン管を受けることになったのか、ですが全く宅建の流れで受けた管業が運よく合格したことがきっかけです。

管業を合格していれば、マン管の4650問目の、マンション管理適正化法の範囲が免除になるということで、45問で受験できるという点でした。

最初のきっかけは、ただその有利な点があるというだけの理由です。当時、管業を持っている人がたくさんいて、すでに相当のレベルに達している人が多い競争で、その中で合格率78であるということも知らずにです。

勉強もしてきたし、また宅建は必ず今年は取りたいし、折角なら関連資格であるマン管もという欲張った理由だけでした。特に管理会社やマンション系の会社で働いている訳でもないのですが、唯一マンションに住んでいることと、理事長をやったことがあるということで何となくの親近感を持った感じです。

勉強方法について

前年度に宅建終了後から本格的に42日間の集中した勉強で管業に合格したことで、自分の勉強方法に間違いはないということを信じていました。その方法は、紙のテキストを使わないというものです。管業で具体的に記載させて頂きましたが、具体的にはiPadを使った勉強方法です。その便利さというと、

  1. 紙と違って、書籍をわざわざ持ち歩く必要がない
  2. 消したりマーカーしたりするのが非常に楽で手間が掛からない(時間が掛からない)
  3. データを簡単にコピーする事が出来、過去問等繰り返し何度でも最新版の状態で解けるため、知ったかぶりをしづらい
  4. 使用アプリによっては検索機能が優れているので、テキストは勿論、上書きしたちょっとした汚い自筆であっても文字を検索してくれる

というもので、これは応用できるのでは、と思っていました。特にマン管、宅建など不動産系資格は、iPadを使った学習方法に向くと思います。

選択問題が中心であること、数ページに渡る問題がないこと、計算問題がないことなどです。

逆にこれらの場合は、iPad学習方法では画面と向かい合うという関係上やりにくくて、難しくなる点を挙げておきます。

また、マン管はすでに宅建や管業、また周辺資格として建築士に合格した人も受けており、レベルが非常に高いものであるという情報は得ました。宅建、管業合格者は民法や区分所有法、借地借家法は熟知していること、建築士は設備系の分野はほぼ分かっていることもあり、既にベースが出来ている人ばかりです。それもあって、テキストだけでは太刀打ちできないというのは何となくわかりました。

しかし、仕事も家族サービスもあり忙しく、わざわざ通学することはできません。iPadを使った勉強方法にもある通り、効率を追求して勉強したいことが前提でした。それもあって、マン管通信講座があるところを検討することにしました。

私が受験した当時にあったのは、

①アガルート、②Studying、③TACの独学道場、④M&Kイノベイティブ・エデュケーション、の4択でした。

①アガルートについては、合格実績がまだない事と、美人な講師ということでやや抵抗感があったことで最初に外しました。②Studyingと④M&Kイノベイティブ・エデュケーションの比較ですが、②Studyingは比較的金額が安いですが、④M&Kイノベイティブ・エデュケーションに比べると講義内容やカリキュラムが薄い、④M&Kイノベイティブ・エデュケーションは値段は張るけど、マン管の名物講師でもある平柳先生がやっていることがポイントでした。

最初にガイダンス的なものや、体験講義を見て比較して、比べ物にならないぐらいの奥深さが④にはあったので、最終的にコストよりも内容がある方がいいということで、④M&Kイノベイティブ・エデュケーションに決めました。

ちなみに、③TACの独学道場は④M&Kイノベイティブ・エデュケーションの簡易的な感じで同じく平柳先生がやられている講座ですが、しっかりと勉強したいということで④M&Kイノベイティブ・エデュケーションを選択しました。

④M&Kイノベイティブ・エデュケーションですが、管業を合格している立場での受講でしたが、あえて管業とマン管の両方が含まれる基礎講座からやり直すことにしました。理由は管業の42日間という短い勉強期間ではたまたま合格した要素も強く、本格的に基礎からしっかりと学ばないとこれはヤバいなということを感じたためです。

ちなみに、勉強をしている間に感じたのですが、ここまで深く平柳先生から学ぶと管業は絶対合格すると思います。

最初は先生の基礎講義さえもしっかりと理解できず、当初感じたヤバさは的中したので、改めて基礎から学びなおしたことはよい選択でした。また基礎講座はオリジナルテキストですが、同じく平柳先生が書いているTAC出版の『マンション管理士 速習テキスト』とほぼ共通している所があります。

速習テキストは買わなくてもよかったかもしれませんが、基礎講座のレジュメにない所も有ったりするので、併用して使いつつ、直前には速習テキストに集約しました。

さらに、基礎講座に加え、過去問解説講座も受講しました。

今はコロナ禍で実施されていないのかもしれませんが、当時は毎月一度、渋谷の会場を借りて平柳先生が過去問解説講座をやるというものです。私はそれをWEBで見ていました。その過去問解説講座は順番に出席者に先生が質問していくという、「ソクラテスメソッド」といわれる手法でやられていました。

会場に行けば会場ならではの緊張感があり、事前に予習をしていないと恥をかくというものです。私は通える所に住んでいましたが、そもそものオンラインで勉強することのメリットを享受するために、一度も会場にはいきませんでした。行ってたらまた違ったメリットが享受できたかもしれません。

ちなみにオンラインで過去問解説講座を学習するときも、事前に必ず題材となる過去問を解き、平柳先生から出される課題をこなしてWEBを見るようにしています。WEBのメリットは、都合に合わせて出来次第見ればいいというものですが自制がないと飛ばしてしまったり、ついつい予習しないで臨んでしまうという点があります。

私はこれをやりたくなかったので、

  1. まず過去問と平柳先生の課題を解く
  2. 解き終わったらテキストを見て、間違った所を青字で修正する
  3. 平柳先生の講義を聴きながら赤字でさらに修正する、というやり方です。

これをスマホかPCで動画を見ながら、iPadのテキストにひたすら記載していくというものです。WEBは聞き漏らした個所は戻して再生して、再度聞けるというメリットがあるので、必ずインプットできます。

あとは、「過去問を学ぶ」という視点ではなく、平柳先生が「過去問で学ぶ」考え方であることも非常にポイント良かったです。

過去問は解いて終わりではなく、間違うか間違わないかはどうでもよくて、過去問を使って如何に関連する点を学んでいけるか、ということを先生はよく言われていました。

この点はマン管ではなく、あらゆる試験に応用できる点だと思い、いい学びが出来たと思っています。

さらに、過去問解説講座も3時間×9か月分=27時間、基礎講座も70時間ほどあり、これだけしっかり見るだけで100時間は動画学習することが出来ます。ここに通信講座の「いつでもどこでも」という大きなメリットがあると思います。

私は受験の年の夏に海外旅行を10日間ぐらい行っていましたが(ちなみに、平柳先生は講座で「皆さんには夏休みはありませんが」とよく言われていました)、空港で待つ間、フライト中、そして、ホテルに宿泊しているときなど、空いている時間は隙間時間があればすべてiPad学習に充てました。

通勤の行き帰りの電車約100分も行き帰りともに座れるというラッキーな場所であったことから、学習時間に充てました。20192~試験前日までの10か月間で隙間を上手く使い、1,000時間ぐらいはマンション管理士向けに勉強したと思います。

他、宅建は宅建業法と都市計画法など中心に100時間ぐらい、賃菅が50時間ぐらいだったと思います。民法、区分所有法、建築基準法などはマン管の勉強で被っているため、勉強は不要という感じです。

時間の使い方について

すでに前述で時間の使い方については一部記載しておりますが、私の中でのキーワードは「いつでもどこでも勉強できる環境を作る」ことでした。

非常に忙しい中で、どうやったら無駄なく時間を捻出できるかという点です。

時間は捻出しようと思えば、工夫できるということをこの時に大きく学んだと思います。また偶然ですが、我が家にはTVがないため、そこも大きく受験勉強に寄与したと思います。TVは無駄時間として消費されてしまうため、環境としては非常に良かったと思っています。

あとは、目標からの逆算が大事だと思います。試験日は決まっており、またマン管合格点も37,8点という相当なハードルですが、その点数を取れば合格という明確な数値があります。勉強をすれば、また試験日が近づくにつれて「あそこも足らない、どうしようか」ということに陥りますが、勉強開始時点から逆算して考えないといけないところです。

平柳先生は「〇月までには××を一通り終わらせておいた方がいい」というアドバイスをされていました。マン管に限ったことではないですが、そういう計画をしっかりと立てて、しっかりとこなすことが大事かと思います。

最後にですが、私が合格できたのは、忙しい中で効率的な極力無駄のない勉強方法は何なのかを常に考えてきたことと、平柳先生の講座に出会えて、先生の発言の重要性を感じ一語一句漏らさないように記載しようと思った点だと思いました。それがインプットとなり、「過去問で勉強する」アウトプットに繋げていけたと思っています。

講座の選び方はそれぞれ合う合わないあるかと思いますが、色々と参考書は変えない方がいいと思います。ついつい再受験になるとテキストが悪いんじゃないかとか、感じてしまいがちです。購入書籍のメリットやデメリットはあるかもしれませんが、自分が選んだ書籍を信じて、また講座を信じて臨むことが大事だと思います。

試験合格を機に、今はマンション管理士としても活動を始めていますが、高経年化マンションの増加や、住民の高齢化による理事のなり手不足等により活躍の場も広がっていくと思います。20206月に公布されたマンション管理適正化法の改正もマンション管理士にとっては追い風です。

また、法律や設備等の受験勉強が、実務にも必ず効いて来るため、受験は今後の実践のための通過点だと思って勉強すると気が楽になるかもしれません。是非合格を勝ち取って頂き、今後のマンション管理士の活性化と、管理組合や住民に対して、共に貢献していければと思っています。

執筆・監修 Mr.Jimmy
普段はベンチャー企業の財務や経営企画部門で働いていますが、兼業で不動産関連業務や執筆、企業コンサルをしたりしています。プライベートではマラソンや旅をしたりするのが好きで、旅先でiPadを有効利用して受験勉強したりしていました。あとはお酒が好きなので、勉強の後のお酒が楽しみに頑張っていました。