MOSとは?難易度や試験内容、勉強時間や勉強法(独学・通信講座・予備校)を比較解説!

今回は、MOS有資格者「Tom」さんの体験談を用いて、MOS試験の基礎情報、試験概要や、級の種類や勉強時間、各勉強方法などの比較を解説していきます。

業界、職種に関わらずビジネス系資格スキルとして持っていて損はない、MOSの資格。これから取得を考えている方に必見です!

MOSとは

MOSとは、「Microsoft Office Specialist(マイクロソフト オフィススペシャリスト)」の略称で、マイクロソフト社がリリースしている「Word」「Excel」「Power Point」などの事務処理ソフトの利用スキルを認定するものです。

ユーザーのスキルをマイクロソフト社が試験により測定し、一定以上のレベルが認められれば、MOS有資格者として認定されます。

試験は50分間、全て実技試験のみであり、筆記試験はありません。コンピューターの画面上の指示に従って、適切な操作を求められます。

合否は試験終了後、その場で判明(7割程度の正答率で合格)します。合格者には、別途合格証書が届きます。
民間資格であり、履歴書に記入できることから、ワードやエクセルがある程度利用できるレベルにあることを外部に証明することができます。

MOSの対象となっているのは、「Word」「Excel」「Power Point」「Access」

「Outlook」のソフトウェアであり、共通して「一般レベル」が設けられています。

そして、「Word」「Excel」については、「一般レベル」に加えて、より高度な知識や技能を計る「上級レベル(エキスパートレベル)」が設定されています。

ただし、一般レベルに合格していなければ上級レベルを受験できないというわけではなく、あくまで別個の科目として独立しています。

すなわち、一般レベルと上級レベルでは、求められる内容が違ってくるため、必ずしも一般レベルがMOSの土台とは限りません。

私は、大学生のときにMOSの資格を知り、週に2回ほどのMOS対策講座を半年間程度受講していました。

その結果、受講開始後前半3か月で「Word」「Excel」の「一般レベル」に合格し、後半3か月で「Word」「Excel」の「上級レベル(エキスパートレベル)」に合格しました。

今回は、MOSの中でも、「Word」「Excel」に絞り、それぞれの「一般レベル」「上級レベル(エキスパートレベル)」について私の体験も交えながらご紹介したいと思います。

Word(一般レベル)

私が受験したのは、Wordの中でも、「Word 2010」というバージョンでした。

一般レベルとあり、基本的な操作(保存方法・図表の挿入・書式の設定など)が多く、普段からWordを利用している場合は、特に苦戦することもないかと思います。

このレベルにおいては、試験対策というよりも、どちらかというとWordの機能の復習という側面が強いかと思います。

事実、私もWord(一般レベル)対策講座を受講していましたが、日常的に使用している機能の紹介がメインで、さほど理解に時間はかかりませんでした。

Excel(一般レベル)

私が受験したのは、Excelの中でも、「Excel 2010」というバージョンでした

Word同様、一般レベルとあり、こちらも基本的な操作がメインでした。

例としては、セルやシートの書式設定、基本的な関数(SUM関数、IF関数)、グラフの挿入などです。
私はWordについては、よく利用していたのですが、Excelについては、あまり利用して来なかったため、一般レベルといえども、習得にある程度の時間がかかりました。
特に、関数については、ほとんど利用してこなかったため、理解に少々苦戦してしまいました。

Word(上級レベル)

上級レベルでは、一般レベルの内容とはあまり重複しません。上級レベルで求められる操作例としては、Word内にExcelデータを使用した表を組み込むことや、ハイパーリンクの挿入などです。

一般レベルと比較して、日常的に使用する頻度が少ないことが考えられるものの、事務作業の効率化に大きく寄与するような発展的な内容を取り扱います。

Excel(上級レベル)

Excel(上級レベル)では、一般レベルと比較してさらに高度な操作を求められます。
操作例としては、マクロの作成・データの入力規則の設定・複数の関数の「入れ子(ネスト)」などが挙げられます。

特に、関数については、一般レベルと比較して大幅に使用すべき関数の数が増加し、求める結果を表示させるためにどの関数を利用して、どのセルを紐づけするかという点についてより高度な知識が必要となります。

学習時間・期間

ここからはMOS試験(Word・Excel)合格のために必要な学習時間や期間について考えます。

日々のWord・Excelの利用状況によって、MOS合格のための時間や期間は大きく変動してきますが、『資格Times』によると、「Excel初心者の場合80時間、Excel経験者の場合40時間」とされています。

同じパソコン系資格であるITパスポート試験(国家資格)では、必要な学習時間が100時間とも言われています。

このように比較すると、MOSはITパスポートよりも時間的・難易度的にも比較的取得しやすいといえます。

学習期間についても、個人差が大きく、一概には言えませんが、1つの試験対策に3か月程度の期間を想定している方や、ある程度の知識があり、試験前1週間程度で試験対策を集中的に行う方もいます。もちろん受験者の生活スタイルに大きく影響されますので、標準的な学習期間を定めることは困難です。

せっかくMOS対策で培った知識や技能はその場限りのもの(試験だけのもの)にしないことが大切です。すなわち、これまでに習得した知識や技能は、MOS試験合格という認定を得るためだけでなく、その後の実生活に活かされるべきであると考えます。

そのように考えると、MOS対策で習得した内容は、場合が変わったとしても、適切に使用できるようにある程度は「体に覚えさせる」必要があるかと思います。

MOS合格のみを目的とする場合は、かなりの短期間で情報を詰め込んで、試験会場で一気に吐き出すことで合格できないことはありません。

しかし、MOS対策で培ったノウハウを今後につなげるためには、ある程度の時間がかかるものであろうと考えます。

学習方法について

MOSの学習方法としては、「独学」「通信講座・予備校(資格スクール)」などが考えられます。ここからはそれぞれのメリット・デメリットについて考察していきます。

独学

〈メリット〉

  • MOSの難易度が低く感じやすい

毎日、Word・Excelを利用し、ある程度の知識がある方は、独学でMOS対策を行う場合もあります。この場合、Word・Excelに普段から慣れているため、MOS試験の相対的な難易度は低下する傾向にあります。

  • かかる費用を節約できる

通信講座や予備校では、決して安くない金額が受講費として必要となります。
独学ならば、かかる費用を限りなく抑えることができます(検定料+α)。

〈デメリット〉

  • 試験対策情報が少ない

独学は通信講座や予備校とは違い、自らの手で試験対策情報を入手しなければなりません。頻出ポイントや、対策必須な操作・概念などについても自分で調べて理解する必要があります(「ヤマを張る」ことが難しい)。
そのためには、独学といえども、必ずテキストは準備しましょう。
さらに、市販のMOS対策テキストは玉石混交であることも忘れてはなりません。
テキストで迷った際は、大手予備校が監修しているテキストや問題集を選ぶと良いでしょう。

  • モチベーション維持が難しい

通信講座や予備校では、定期的に学習する機会をあらかじめ設定してくれますが、独学の場合は、学習スケジュールやモチベーション維持も全て自分の責任となります。
特に、試験まで長期間かけて独学で対策を行う場合は、かなりの強い意志が必要となります。

通信講座・予備校(資格スクール)

〈メリット〉

  • テキストを選ぶ必要がなく、学習のペースメーカーとなる

通信講座・予備校を利用する場合は、当然、テキストは先方が準備するため、テキスト選びは発生しません。また、多数の受講者のデータから蓄積した独自のノウハウで内容を構成しているため、信頼性が高い傾向にあります。
また、定期的にテキストや問題集が送られてくるため、学習のペースメーカーとなります。

  • 定期的に模試を開催しており、自分の理解度を計ることができる

通信講座や予備校では、定期的に模擬試験を実施している場合があります。模試の問題は、長年の研究データをもとに作成されているため、自分の力試しとして最適です。
もっとも、独学メインで学習している方も、模試だけ通信講座や予備校を利用することも可能であり、どのような学習スタイルでも本番前に一度は模試を受験しておきたいです。

〈デメリット〉

  • かかる費用が大きい

通信講座や予備校では、手厚いサポートの対価として、安くない費用が発生します。
自分のPCスキルとMOSの難易度を比較して独学・通信講座・予備校など、自分にあった学習スタイルを選択しましょう。

おすすめの学習スタイル

これまで、学習スタイルとして「独学」「通信講座・予備校(資格スクール)」を見てきましたが、おすすめは「通信講座・予備校(資格スクール)」です。

試験は情報戦です。より多くの対策情報があれば、より有利に試験に臨むことができます。

その点で、多少の費用はかかってしまいますが、試験を有利に進める=多くの情報を得るためには、「通信講座・予備校(資格スクール)」が適しています。

例えば、パソコン教室「アビバ」では、2か月という比較的短期間に無理なく、MOS攻略に必要な知識をつけることができます。日本全国に教室を構え、信頼性も高く、おすすめの資格スクールです。

パソコン教室「アビバ」では通学、またはオンラインレッスンでの受講が選択できるシステムで、自分の好きな学習スタイルが選ぶことができます。忙しい社会人のかたにはオンラインレッスンを選択することにより通学する手間がなく自宅で授業を受けることができるので良いですね。マンツーマン授業も受けられるので、分からないところがあっても講師に直接聞くことが出来るのは良いポイントです。

下記は「アビバ」のMOS試験対策のコースラインナップです。いずれも受講期間2ヶ月(受講回数11回)で受講することが出来ます。自分が学びたいものを選択して受講が可能です。

  • 【MOS】Excel対策
  • 【MOS】Excel Expert対策
  • 【MOS】Word対策
  • 【MOS】Word Expert対策
  • 【MOS】PowerPoint対策
  • 【MOS】Access対策

まとめ

今回はMOS試験の概要や学習スタイルなどについて取り扱いました。
MOS試験の受験を検討されている方や、ご自身のPCスキルを底上げしたい方への参考となれば幸いです。

執筆・監修 Tom

K大学卒業の20代。在学中にMOS資格を知り、大学1年次にMOS(Word・Excel、上級レベル含む)に合格。また、在学中に法学を学び、大学4年次に行政書士試験に合格する。趣味は大学から始めた合気道(初段)と、社会人になって始めた居合道(初段)。