【社労士】模擬試験は受験した方がいい? メリット・デメリットを解説

「模擬試験って本当に意味あるのかな?」
皆が受けるみたいだし、というくらいでなんとなく模試を受けようとしている方もいられるのではないでしょうか。

しかし、難易度の高い社労士試験に合格するためには、模試は非常に重要です
ここでは、模試をどのように活かせば良いのかを解説していきます。

誰もが受ける模試ですが、1歩進んだ活用法で本番に向けてリードしましょう !

では、以下の目次にしたがって詳しく解説していきます。

目次
  • 合格には模試受験が必要か
  • 模試受験のメリット
  • 模試受験のデメリット
  • 模試はどれを受ければ良いのか
  • 模試を受験する心構え
  • 社労士模試のまとめ

合格には模試受験が必要か

社労士試験の範囲は膨大であり、全範囲を闇雲に取り組んでも最後までたどり着けない可能性があります。

学習の進捗具合が、人と比べて進んでいるのか遅れているのか、理解度は十分なのか、不安にさいなまれてしまうことがよくあります。それでモチベーションを維持できなくなる場合もあります。

そのような状態に陥らないようにするのに模試受験は非常に効果的です。模試を受けることで、自分の学習進捗度を把握できますし、復習するべき箇所も確認できます。順位を確認することで、自分の位置を正確に知ることもできます

実際、社労士に合格した方の95%が模試を受験しています。ぜひ、模試を受けておくことをおすすめします。

模試受験のメリット

本番同様の環境でアウトプットできる力が確認できる

日頃の勉強環境とは異なり、指定された時間で制約があり、緊張する中で果たしてどれくらいの力が発揮できるでしょうか。

模試は、このような状態で「本気の自分」を認識できます。難しい問題でも、なんとか正答を導きだすために必死で知識の探り、結びつけて粘るでしょう。

こうした本気のアウトプット体験をすることで、本番でも最大限の力を発揮するための力を養うことができます。

アウトプットに苦手意識があり、得意と言えない状況にある方こそ、ぜひ模試を利用してください!

本番に近い雰囲気を体験できる

前項で述べたように、模試は日頃とは全く違う緊張感があります。大勢の受験生、試験監督官の視線など、本番に近い環境です。

試験会場では、誰にも頼ることができませんし、テキストや資料もありません。自分の力だけで解き進めなければなりません。
本番までに、このような経験をしておくことは、メンタル面で必ず役に立ちます

自分の得意科目・苦手科目を把握できる

模試は、本番の環境を体験するだけでなく、その結果も活用しましょう。結果には、各問題の正答率や分析が載っているはずです。

全体の5割以上の人が正答している問題を落としていたり、正解数が少ない分野が見つかったりすればその後の対策、追い込みをする上で参考になるはずです。

社労士の試験範囲は膨大であり、模試を利用して効率的に勉強することが必要です。模試で正答率の低かった問題、科目に重点をおいた学習スケジュールに組み直しましょう。

時間配分の参考にできる

模試受験のメリットとして、時間配分を試すことができます。あらかじめ、どこまでをどれくらいの時間で解いていくのか設定しておくと良いでしょう。

実際には、それが思うようにいかない可能性が高いです。そこで、あらためて臨機応変に時間配分を見直しながら進めるという経験ができます。

資格予備校などから予想問題集が配布されることも

模試を受験した予備校などから、特典として予想問題集や直前ポイント集などをもらえる場合があります。これらは、それぞれの学校がノウハウの限りを尽くして作成しており、毎年多くの問題が的中しています。

ぜひ予想問題集も無駄にせず、活用すれば強い味方になってくれるはずです。

受験してみてわかることもある

模試を受験してみて、初めてわかることも多いようです。
例えば、以下のような点です。

  • 集中力を維持できる時間
  • 解けない問題を前にした時の精神状態
  • 回答に自信がない時に、見直しをし過ぎて時間を浪費する

このように、本番なら致命的になるかも知れない自分の弱点や注意すれば回避できることに気づくことができるのです。

模試受験のデメリット

ほぼ1日拘束される

社労士の模試は朝から午後6時ごろまで行われます。貴重な休日を模試のためだけに使うことになります。また、社会人であれば休日は集中的に勉強できる大切な日でもあります。

復習に時間を要する

模試は復習をしなければ意味がありません。しかし、当然かなり時間を要することでもあり、休日をつぶすだけでなく、復習のために勉強時間を割かなければなりません。

悪問に戸惑うことも

残念ながら、模試の中には、まず無視しても影響はないと思われる箇所から出題されることもあります。これは、いわゆる「捨て問」という扱いをすれば良いのですが、模試本番や復習の際に戸惑ってしまい、時間を無駄にしてしまう可能性があります。

「悪問」や「捨て問」を見抜き、判断できる力も大切なのです。

模試はどれを受ければ良いのか

大手資格予備校が実施する模試

大手資格予備校主催の模試が断然おすすめです
なぜなら、受験者数が多くなければ自分の位置を正確に知ることができないこと、さらに
合格者を輩出するために長年蓄積しているノウハウに基づいて作成されているからです。

多くは自宅受験が可能

社労士模試の多くは、「自宅受験」が可能です。「自宅受験」でも、指定された通り回答を提出すれば採点、順位処理もされます。

これは社会人や休日も仕事のある方への配慮もあるでしょう。ただ、できれば自宅受験ではなく、本番に近い雰囲気に慣れるためにも会場での受験をおすすめします

模試の開催される時期や頻度

主催するところにより異なるでしょうが、1年に8回程度あるようです。

ただ、模試は3回も受験すれば十分に効果はあります
もちろん準備や復習まで、ひとつひとつの模試を大切にしましょう。

模試を受験する心構え

模試を受験するメリットは紹介してきましたが、そのメリットを最大限に活かすためには
どのような心構えで臨むことが必要でしょうか。

模試受験の前

まず、模試の前に、全体を一通り復習しておきましょう。そのうえで苦手な分野を補強しましょう。

なぜなら、手も足も出ない分野があると、それだけで不安になるものです。

また、模試の当日は朝食、昼食、試験の時間配分など、あらかじめ決めておくと良いでしょう。当日は問題を解くだけで精一杯です。体調管理や、どこで食事をとるかなど、事前に準備できることはしておきましょう。それだけでも、気持ちに余裕ができます

受験中

模試が始まれば、適切な時間配分で最後まで解き切ることに全力を注ぎましょう。

難しい問題に必要以上に時間をかけず後回しにするなど、最後まで取り組むことが大切です。得点に影響するだけでなく、全体の問題に当たらなければ、自分に力を正確に把握することができないからです。

受験後

受験後は、すぐに復習に取りかかりましょう

模試を生かすも殺すも復習しだいです。時間をおいてはなりません。遅くとも翌日には復習をしましょう。

もし同じような問題が出題されたら必ず得点できるようにしておきましょう。さらに、明らかになった弱点をしっかりと補強しましょう。

何回受験すれば?

模試受験は大変メリットがあることですが、たくさん受験すれば良いというものでもありません。

では、どれくらい受ければよいのでしょうか。

社労士の勉強1年目であれば、2~3回受験するのが良いでしょう。上述したように、毎回復習を怠らず、次の模試に活かすという流れが求められます。

社労士への挑戦が2年目以上であれば、1年で1~2回で十分でしょう。すでに、するべきことがわかっており、必要以上に模試に時間を割く必要がないからです。

社労士模試のまとめ

最後に、模試についてまとめておきましょう。

まとめ

・模試はアウトプット力向上や苦手分野を把握するのに活かせる
・受ける前にできる準備をしておき、当日の食事なども決めておくと良い
・模試は大手予備校主催のものを選んで、1つ1つ大切にする

社労士の模試は、受ける前から受験後の復習まで非常に役に立ちます。自分の弱点を把握し、本番まで効率良く対策を進めて合格を勝ち取りましょう!

■監修者より一言

 

監修 片野 則之

関東学院大学卒。社会保険労務士事務所NKサポート代表。開業社会保険労務士として、中小企業を中心とした人事・労務コンサルティングを行う。

HP:https://www.e-606.net/