証券外務員とはどんな資格?一種と二種の違いや勉強時間、おすすめテキストを解説!

証券外務員は、独学で取得可能な資格です。この資格を持っていれば、金融関連企業への就職に有利に働く場合があります。

ここでは、大学在学中に独学で一種証券外務員資格を取得した「amafrog」さんの経験を踏まえて、資格の概要、対策方法、お勧めのテキストなどを解説していきます。

証券外務員資格とは?

証券外務員資格とは、日本証券業協会が実施している試験に合格することで取得することができる資格のことです(参照: https://www.jsda.or.jp/gaimuin/shiken.html)。

以下に、証券外務員資格やその試験に関する概要をご紹介していきます。

証券外務員資格の種類と違い

証券外務員資格には、一種外務員資格と二種外務員資格の、2種類があります。

どちらの資格試験も原則として、全ての人が受験可能です

また、二種外務員資格を持たずとも、一種外務員資格を受けることが可能です。

一種外務員資格と二種外務員資格では、それを持っている場合にできる業務が異なります。

具体的には例えば、二種外務員資格を有する人は、いわゆる現物株式などを取り扱うことが可能です。しかしながら、信用取引やデリバティブ取引などは取り扱うことができません。

これらのことから、将来、証券会社に勤めたいと考えている場合は、一種外務員資格を持っておくことがお勧めです。

また、一種外務員資格の難易度はそれほど高くないため、わざわざ時間や費用をかけて二種外務員資格から順番に取得する必要もあまりありません。そのため以降は、一種証券外務員資格試験に関することをお伝えしていきます。

一種証券外務員資格試験の概要

ここでは、一種証券外務員資格試験の概要について、出題範囲、出題形式、合格率、費用の4つをご紹介していきます。

1つ目は、出題範囲です。
一種証券外務員資格試験では、「法令・諸規則」「商品業務」「関連科目」の、大きく分けて3つが出題範囲とされています。試験ではこの中から幅広い知識が問われるため、出題範囲の全てをしっかり把握しておく必要があります。

2つ目は、出題形式です。
一種証券外務員資格試験では、〇✕方式及び5肢選択方式(語句選択方式、計算問題)が取られます。問題は、〇✕方式が70問、5肢選択方式が30問の、合計100問となっています。

それに対して、試験時間は2時間40分と十分な長さがあります。そのため早さよりも、問題を解く正確性が高く求められます。また、試験特有の出題形式を把握することも大事です。

3つ目は、合格率です。
問題の難易度は毎回ある程度均一に保たれています。そのため合格率は、いつもだいたい65%くらいです。基本に忠実に勉強していれば、難なく合格できる数字であると言えます。

4つ目は、費用です。
一種証券外務員資格試験の受験料金は、9,880円(税込)となっています。

あまり安いとは言えない価格のため、できるだけ1回で一種証券外務員資格を取得しておきたいものです。
なお、一種証券外務員資格試験には、維持費がかかりません。

1度取得しておけば、その先ずっと保有しておくことができます。ただし、一種証券外務員資格を使って実際に業務を行う際には、日本証券業協会に会員として登録する必要があります。こちらは、金融機関などに就職した後に、会社が手続きを行ってくれるでしょう。

以上のように、一種証券外務員資格試験は、それほど複雑なものではありません。正確性が重要視されるため、試験の出題範囲や形式などを事前にしっかりと把握しておくことが大切です。

一種証券外務員資格試験の勉強法とは?

ここからは、実際に一種証券外務員資格試験を受験して合格した私自身の経験を踏まえて、勉強時間、対策方法、お勧めのテキストや参考書について順にご紹介していきます。

一種証券外務員資格試験の勉強時間

1点目は、一種証券外務員資格試験の勉強時間です。1から独学で始める場合、100時間が目安です。例えば、1日3時間勉強したとして、約1か月かかります。

ある程度金融についての知識がある場合は、40時間が目安です。例えば、1日3時間勉強したとして、約2週間かかります。

以上のように一種証券外務員資格試験は、個人差があるものの、100時間かければ合格の可能性は決して低くないと言えます。

一種証券外務員資格試験の対策方法

2点目は、一種証券外務員資格試験の対策方法です。お勧めである対策方法は、テキストを読みこむこと、問題集に取り組むことの、2つです。

1つ目は、テキストを読みこむことです。一種証券外務員資格試験では、出題範囲を広くカバーするように、多種多様な問題が出題されます。そのため例えば「ヤマをはる」ようなことはお勧めできません。とにかくテキストの全てを理解して頭に入れるようにしてください。

また、テキストは、問題集の問題を解く時に、辞書的に使うこともお勧めです。なぜなら、より知識に対する理解が深まるからです。一種証券外務員資格試験では、必要となる知識の暗記はもちろんのこと、それに対する理解度も高くしておくことが必要です。

2つ目は、問題集に取り組むことです。一種証券外務員資格試験では、出題形式が〇✕方式及び5肢選択方式となっています。そのため、試験時独特の言い回しや出題傾向などが存在するのです。問題を繰り返し解くことによって、出題傾向が掴めてくるでしょう。練習時と似たような問題が、実際の試験で出題されることもしばしばなのです。

以上のように、一種証券外務員資格試験では、テキストを読んで問題集の問題を繰り返し解く、といった基本的な勉強法を忠実に再現するのがお勧めです。

なぜなら、テストは奇をてらわない無難なつくりとなっているからです。制限時間もたっぷりとあることから、事前に勉強したことがストレートに試験結果に反映されるでしょう。特に問題集の問題を繰り返し解くようにしてください。時間配分を気にしなくていいため、模擬テストは必ずしも受ける必要はありません。

一種証券外務員資格試験のお勧めテキストや参考書

3点目は、一種証券外務員資格試験のお勧めテキストや参考書です。

一種証券外務員資格試験については、うかる!シリーズを購入して使い倒すのがお勧めです。

具体的には、参考書では「うかる!証券外務員一種 必修テキスト」、問題集では「うかる!証券外務員一種 必修問題集」というものです。

うかる!シリーズがお勧めである理由は、最もスタンダードで人気だからです。出題範囲をまんべんなくカバーしていること、掲載されている問題が実際のものと似ていることから、無駄のない資格試験対策ができるでしょう。また、解説が分かりやすいため、使いやすさに関しても申し分ないつくりとなっています。

一種証券外務員資格試験は、それほど難しい資格試験ではないため、あまり多くの参考書やテキストを購入する必要はありません。鉄板の数冊を使い込みさえすれば、十分に合格できるでしょう。

オススメテキスト、問題集
■うかる!証券外務員一種 必修テキスト
出版社 : 日本経済新聞出版

■うかる!証券外務員一種 必修問題集
出版社 : 日本経済新聞出版

 

まとめ

ここまで、証券外務員資格の概要、試験内容をお伝えしてきました。また、一種証券外務員資格試験の勉強時間、対策方法、お勧めのテキストなどについてもご紹介してきました。

私自身、金融や経済に関する知識がゼロの状態から、独学で一種証券外務員資格を取得することができました。決して難しい試験ではないため、真面目に勉強をすれば、1か月で取得することが可能です。是非この記事を参考に、一種証券外務員資格の取得を目指してみていただければ幸いです。

監修・執筆 amafrog

元証券会社勤務。もとは英語系の大学生だったが、アメリカ留学を経て金融系の職に興味を見出す。大学生時代に一種証券外務員資格を取得。他に、FP2級、簿記2級などを全て独学で取得。新卒就職活動では、資格を武器に、第一志望企業の内定を得た。