【合格体験記】宅建試験に1回で合格! “ある箇所”で満点を目指した効率的な勉強方法を紹介!

今回は宅建の資格取得を目指すことになった「しまうま」さんの合格体験記を元に合格する秘訣に関してご紹介します。

宅地建物取引士を目指した理由

「宅建の資格を取れたら、お前のことを認めてやる。」
社会人生活4年目を終えようとする3月某日、父は思いついたように私にそう言いました。
当時、医薬品メーカーに勤めていた私が仕事で宅地建物取引士の資格を活かすことはありません。
最初は「仕事に使うこともないし、わざわざ勉強するのもめんどくさいなぁ。」と思いました。
しかし、転職する時に有利な資格であることや将来的にマイホームを買うときに知識が使えるのではないかと思い、勉強を始めることにしました。
何より、社会人として立派に働いている息子のことを未だに認めていなかった父に実力を見せつけてやろうという思いがありました。

勉強方法について

イラストが多いテキスト探し

私は4月から勉強を始めました。
しかし、文字ばかりのテキストは自分にあっていないと思ったので、出来るだけイラストが多く、文字の少ないテキストを探しました。
その結果、テキストにイラストが多く、その内容を動画配信している通信教育の教材を見つけたので、それを利用することにしました。
文字よりもイラスト、朗読よりも音声の方が記憶に残りやすいのも選んだ理由です。
とにかく、勉強している気分になりにくいものを選びました。

勉強時間は基本的に1日1時間

4月〜7月末まで平日は1日1時間、土日は2〜3時間程度勉強していました
ただ、効率よく勉強することを常に意識していたので、動画の速度は1.5倍にしていました。
最初は抵抗がありますが、慣れてくると普通に聞き取れるようになります。
何より1時間でも1.5時間分の勉強をしたと思えるのが後々、自信につながりました。
8〜10月は勉強時間を増やし、平日は1日2時間、土日は5時間ほど勉強しました。
一般的にはもっと追い込むようですが、私の場合は4月からの勉強時間の貯金があったので、大幅に勉強時間を増やす必要はありませんでした。

スキマ時間を有効活用

通勤は乗り換えなしで片道40分ほど電車に乗っていたので、電車の中で動画を見ていました。
往復で1時間を越えるので、平日の勉強は通勤中で完結します。
家に帰れば、趣味に時間を使ったり、好きなことをしていたので、勉強をしているという感覚はありませんでした。
やる気がある時は風呂に入りながら、動画を見ていました。
私の中で意識していたのはできるだけ勉強していると思わないようにすることでした。
そのため、通勤時間のようなスキマ時間を有効活用する事でいつの間にかちょっとした暇があれば、勉強しているのが習慣化していました。

本格的に過去問に取り組み始めたのは8月から

7月末までの間も過去問を解いたりしていましたが、あくまでも勉強した単元を理解しているかを確認するためにそこに関する過去問を解いていただけでした。
しかし、8月からは過去問を中心に勉強を行い、理解できていないと感じた部分を動画で復習するというスタイルに変えました。
具体的には過去10年分の過去問+通信教育講座のオリジナル問題は全問正解できるまで勉強しました。
そのため、同じ問題を5回以上、解いたりもしましたが、過去問と同じような問題が出れば、100%正解できるという自信を持つことができました。
本番直前の9月には模擬試験を受け、本番のイメージを高めていきました。
模擬試験の最大のメリットは本番の試験で、どの順番で問題を解いていくのがいいのか練習できることです。

宅建業法は20点満点を目指した!

全50問のうち、宅建業法だけで20点あります。
しかも、ここは出題される部分が一定しているので、比較的点が取りやすい分野でもあります。
私はここの分野で満点をとることを目指しました。
合格点は毎回、変動しますが、50問中、40問正解すれば合格します。
そのため、ここで満点を取るだけで合格する可能性が大きく上がります。
実際の試験でもこの分野で満点を取って、合格しました。

権利関係は範囲が広いので対策に時間をかけました

民法,借地借家法,区分所有法及び不動産登記法など様々な法律を覚えないといけません。
私は法律の勉強などしたことがなかったので、理解するのはとても大変でした。
しかし、初めて知ることが多いので、知識が増えていく喜びはありました。
範囲は広いですが、14点出題されるので、ここも限りなく満点を目指すつもりで勉強をしました。
実際にこの分野は試験本番で満点をとることは難しいと思います。
ただし、勉強をしっかりしておけば、難しい問題でも4択のうち、2択まで絞ることは確実にできます。
毎年のように出題される中でも得点しやすい分野と得点が難しい分野を分けて、得点しやすい分野を徹底的に勉強することで効率を上げました。

得点しやすい分野

「意思表示」、「代理」、「保証」、「売主の担保責任」、「相続」、「共有」、「建物区分所有法」、「借地借家法」、「委任」、「請負」、「不法行為」

これらの分野は過去問を解いて、理解が足りないと感じた場合はテキストを読み直したり、動画を再度見るなど、暗記するのではなく、理解することを重視しました。

得点が難しい分野

「抵当権」、「不動産登記法」、「解除」

得点が難しい分野については動画とテキストで勉強しましたが、理解するというよりは全く勉強していないことで本番直前に不安になるのを防ぐ意味合いが強かったです。
過去問と同じような問題ならば正解できるけれど、そうでなければ、間違えるといった具合です。

法令上の制限はポイントを絞って勉強!

土地計画法、建築基準法、国土利用計画法、農地法など覚える範囲が非常に広かったですが、ポイントなる箇所は決まっていたので、そこを重点的に覚えました。
あとは過去問をひたすら解き続けました。
ここに関しては民法のように毎年、大きく変動することがない分野なので、過去問をこなせばこなすほど、正解できるようになります。

税その他に出てくる統計は本番直前に一気に覚えた!

「土地や建物」に関する知識はマイホームを買うときに使えそうだなと思いながら勉強していたので、モチベーションが高かったです。
また、不動産取得税や固定資産税もこの分野に含まれますので、不動産購入を考えている方は覚えるのに抵抗がないと思います。
地価公示価格などの統計に関する知識は本番直前まで一切、勉強せずに試験2週間ほど前に届いたテキストを覚えました。
試験当日も統計と法律の変更点などに関する資料をずっと読んでいました。
統計に関しては毎年、変動するので、「試験の時だけ、覚えていればいいや。」という気持ちで覚えました。

受験時に注意すべきこと

試験前日は合格できるかどうかは考えないようにしました。
それを考えだすと勉強に集中できなくなりますし、何より緊張して眠れなくなります。
私の場合、試験前日、当日の不安は一切、ありませんでした。
なぜなら、合格するかはわからないが、ここまで勉強してもダメなら諦められるところまで勉強した自負があったからです。
もう一つの理由としては仕事に必要なことはなく、資格として持っていたらラッキーだなというくらいの気楽な気持ちでいたからです。
私にとって、宅建は合格すれば、自信につながりますが、不合格でも費やした時間以外は何も失うものがない状態でした。
言い換えると緊張する必要が全くない状態だったわけです。
試験当日も普段通りに起きて、軽めの朝食を食べ、リラックスすることを心がけていました。
試験会場に向かう途中も他の受験者の方を見ながら、「みんな、必死だなぁ。」とどこか他人事のような気分でいました。
昼食に関しては試験中に気持ち悪くならないように消化の良い物を試験が始まる2時間前に食べました。
試験が始まる直前まで好きな音楽を聴きながら、普段通りのスタイルを貫くことで緊張せずに試験に取り組めました。

【まとめ】1回で合格するつもりで勉強を

宅建は1回で合格するのは難しいと言われています。
ただ、私は最初から1回で合格するつもりでした。
それは単純に何年も続けて、勉強ができるとは思えなかったのと仮に落ちた場合、試験勉強に使った時間を他のことに使えばよかったと後悔したくなかったからです。
合格するには勉強時間を増やすことだけでなく、絶対に合格してやるという強い気持ちが必要です。
そのために計画を立てて、それを実行し続けることが合格するために最も大切な要素でした。
そして、無事、合格したので、父は私のことを認めたようです。

執筆・監修 しまうま

理系出身のくせに持っている資格は文系の物ばかりという変わり者。音楽をこよなく愛し、外出する時は財布を忘れるよりもイヤホンを忘れた時の方が凹む。