【合格体験記】妊娠中に宅建合格!短期集中型、完璧を目指さない勉強法を紹介!

今回は宅建の資格取得を目指すことになった「太宰レイチェル」さんの合格体験記を元に合格する秘訣に関してご紹介します。

はじめに・・

夫の勉強仲間として、宅建の世界へ

当時私の夫が不動産企業へ転職し、昇進には宅建士の資格は欠かせないということを知りました。私は不動産業界のことは何も知らず、宅建資格について耳にしたことはあっても遠い世界の話のようでした。

しかし夫は勉強が大の苦手です。資格は取りたいけれど、自信がないようでした。会社帰りに学校へ通って勉強するのは時間的に難しそうだし、独学ではなおさら続かないだろうと悩んでいたので、「じゃあ一緒に勉強しよう」と私から誘ったのです。

宅地建物取引士試験の申込者数は年々増え続け、合格率は15~17%という決して簡単ではない試験ですが、結婚し専業主婦として子育てをする中で物足りなさは感じていました。

今後子どもが大きくなったとき、就職する際の事も見越して資格がほしいという思いはありましたし、何かに挑戦したいという気持ちが強かったのです。夫は驚いていましたが、「一緒に頑張ろう」と遂に立ち上がりました。

勉強方法について

通信教材一つにきめました

本屋で教材探しもしましたが、どの本が良いのか、あまりにもいろんな種類があるので決められませんでした。そこで、ユーキャンの通信学習の教材にきめて勉強することにしました。
教材数は基礎テキストと実践テキスト合わせて6冊。それ以外に問題集や試験対策のポイント用語集がついてきました。
比較的安価で、教材数が多すぎないことがポイントでした。

▼ユーキャン(宅地建物取引士講座)

半年後の試験に向けたスケジューリング

宅地建物取引士の試験は毎年10月に一度だけ行われます。2月に教材を申し込み、3月中旬までは宅建について書かれた漫画を読んだりしてイメージを広げていました。そして4月。やっと教材をめくります。

まず、10月に向けた勉強スケジュールを組むことから始めました。

4月~5月:基礎テキスト2週ずつ流し読み
7月~8月:実践テキスト2周しっかり叩き込む
9月~試験日:問題集と過去問で試験対策

といったスケジュールを立てました。

私の場合、育児中であり、後述しますが妊娠中でもありました。

「1日何時間」と決めて取り組むことは難しかったので、全く出来ない日もあれば、4時間近く勉強できる日もありました。それでも、最後に帳尻を合わせられるように半年というスパンでスケジュールを組んだことで、目の前の目標を見失わずに取り組めたかと思います。

2カ月かけて基礎テキストを読み込む

「権利関係」→「宅建業法」→「法令上の制限」

この順番で読み進めました。難しい表現ばかりで、初心者の私では一回読んだくらいでは理解できません。
なので、一周目は、とにかく読み進めることを目標にしました。分からない単語などでいちいち止まっていると、全く進めません。

これは教材の講師のアドバイスとしても同じことが書いてあったので、その通りにして、とりあえず前に進みました。
また、その日学んだことを携帯アプリで復習できるサービスがあったので、毎日寝る前に確認してから就寝するようにしていました。最初は全くできませんでしたが、テキスト2週目に入ると「なんとなくの流し読み」でもだんだん雰囲気がつかめてきました。

結果的にこの毎日のミニテストが、かなり役立ったと思っています。

宅建業法まで読み進めたあたりで、第二子の妊娠が発覚し、ひどいつわりが始まりました。まったく予定通り進められず、毎日ものすごい眠気と、上の子を何とか見ている状態で、早くも試練が訪れたという感じでした。

かなりの遅れをとってしまい、もう今年は無理かなと思った程、1~2か月何もできませんでした。
しかし、だいぶ体調も良くなり、夫がどんどん先に進んでいるのを見たら悔しくなり、ほどほどに勉強を再開しました。

一人だったらもう諦めていたかもしれません。夫と勉強していて良かったと思った瞬間です。

分野ごとの覚え方

権利関係」は覚えることが多いので、単語帳を作って毎日チェックできるようにしていました。

宅建業法」では、いまいちイメージがつかみにくかったので、私の場合は1枚の紙に、住宅や緑地などの絵も加えながらまとてみることで雰囲気を掴みました。

法令上の制限」は、実際問題を読んでみないと分かりづらいことが多いので、実践テキストに移るまでは「なんとなく」の理解で良しとしました。

私はどうしてもテキストに線を引いたり、ノートに書き写したくなってしまうのですが、講師陣のアドバイスで、その行為は必要ないときっぱり書かれていたため、学生時代の自分の勉強法を封印し、素直に従いました。本当は単語帳なども必要なかったのですが、つわりで座っているのも辛い時期に、ベッドで横になりながら少しでも用語に触れられたので私の場合は良かったと思っています。

また、目の前にあるテキスト以外に教材を買ったり、ネットで調べたりということは一切しませんでした。他に気を取られるとどちらも中途半端になるので、この6冊だけを信じて頭に叩き込もうという思いでした。どうしても分からない場合は、メールで講師に質問もできたので何度か活用しました。質問できる環境があるとだいぶ違うと思います。

実践テキスト3冊で実際の試験問題に慣れる

実践テキストは実際の試験問題を解きながら解説と照らし合わせるものだったので、試験の内容に慣れることができました。問題文がかなり複雑だったり、表現が独特なものはこのタイミングでかなりおさえられたと思います。序盤で体調を崩し予定がかなり遅れたので、こちらは全てを2周することはできず、テキスト内で重要なものだけ繰り返し解くようにしました。

■付属問題集で定期的に理解度チェック

一つのテキストが終わるごとに問題集を解き、添削してもらったので緊張感がありました。また、間違えたところは納得いくまで何度もテキストを読み直し、「なぜこの答えになるのか」という根拠が分かるまで時間をかけて見直しました。

試験が近づき・・

■試験前

9月からは過去問などで試験対策をする予定でしたが、10月に入ってもまだテキストを終えられずにいました。不安はありましたが区切りをつけて問題集に取り掛かりました。2年分だけ実際の試験時間に合わせて解き、見直しにかなりの時間をかけました。必ず解答の根拠を理解し、良く分析しました。

2日前からやっと、「よく出るポイント」や、「語呂合わせで覚える用語」等の資料で間違いやすい部分や重要な数字をもう一度確認しました。新しい知識は入れずに、試験直前で思い出せるようにという思いで、今ある知識を再確認するだけです。

■試験当日

とても緊張していました。約半年間ともに戦った夫と、周りの空気に飲み込まれそうになりながらも会場入りしました。
席に着いても落ち着かないので、会場前で配られていた、出題予想が載っているパンフレットに目を通しました。5点免除問題対策が全くできていなかった中、意外とこのパンフレットが役立ち、直前に頭に叩き込んで挑むことができました。
試験内容は予想外のものでした。私が受験したのは2017年の事ですが、問題集や過去問の形式とずいぶん違った出題方法に最初は戸惑い、答えは分かっていても本当に正しいのか疑心暗鬼になり時間ロスをしました。
私は勉強中、流れや根拠を意識していました。正解が分かっても、その答えに繋がる流れが分かっていないと性格的に気持ち悪いので、かなり時間はかけましたが宅建の全体像を描くようにイメージして勉強していました。
2017年の試験は、そんな全体像の理解度を測られるような問題だったのかと思います。
不安はありつつも自分がやってきたことを信じて解いていくと、スラスラ進み、見直しの時間も取れるほどでした。
家に帰って自己採点すると例年の合格点を上回っていたので安心しました。
試験対策にばかり気を取られている方が多いようなのですが、やはり全体を通しての流れと、自分の口で説明できるまでの内容の理解が必要だと強く感じました。

【まとめ】驚くべき結果が・・

結果、夫婦二人で受験し、私だけ合格という本末転倒な結果となりました。

夫には少し申し訳ないですが、私はこの受験をきっかけに自分に少し自信を持てるようになりました。いまだ宅建士の資格を発揮する機会は訪れていないのですが、育児に妊娠という厳しい状況の中でやり遂げたという達成感が何よりもプラスになりました。

応援し、協力してくれた家族にも感謝の気持ちで一杯です。

執筆・監修 太宰レイチェル
2人子育て中のママライター。宅地建物取引士、高等学校教諭一種免許状取得。現在は英語好きからTOEICや翻訳勉強中で、「大人の学び直し」実施中です。大好きな映画について主に記事を書いています。