宅建の勉強時間、最短合格の勉強法の解説!

宅建合格の必要な勉強時間は?効率的な勉強方法は?

宅建合格に興味のあるあなたは、きっと上記のような疑問をお持ちなのではないでしょうか?

宅建は国家資格の中でも人気が高く、所有していると不動産や金融の業界はもちろん、それ以外にも様々な業界で高い評価を得ることができます。

これから就職・転職活動を考えている人であれば、宅建資格を取得するために勉強を始めようという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方に向けて、この記事では宅建に合格するための勉強時間や最短合格に向けてのオススメ学習法について解説していきます!

ページ概要
  • 宅建合格には300時間程度の学習時間が必要
  • 科目別に見ると、民法に一番時間がかかる可能性が高い
  • 他人気国家資格と比べると、中程度の難易度

宅建に合格するまでに必要な勉強時間

宅建に合格するまでに必要な勉強時間は、200〜400時間程度必要だと言われています。実際のところ、宅建についての事前知識の有無や、勉強の得意・不得意など、必要な勉強時間については個人差によるところが大きいです。ですので、この勉強時間はあくまで一応の目安としておきましょう。

分野別の勉強時間

宅建は複数科目で構成されています。そこで、科目毎の必要な勉強時間について表にまとめてみました。

科目 勉強時間
宅建業法 120時間
民法 100時間
法令上の制限 40時間
税・その他 30時間

上記の分野別勉強時間は、合計で300時間になるように設定されています。

このデータから、宅建業法の勉強時間が特に多いことが特徴としてわかります。そして、その次には民法に勉強時間を振ればいいことと言えるでしょう。

宅建業法は試験の中でも最多の20問前後が出題される科目であり、暗記が中心の科目です。従ってここにできるだけ勉強時間を多く割く必要があると言えます。

また、民法も宅建の合否を分ける大切な科目であり、得点差がつきやすい科目です。重点的に勉強する必要です。

これらをもとに考えると、重要科目を中心にメリハリをつけて勉強していくことが合格へのカギといえるでしょう。

民法の学習には参考書を用意するのが必須

宅建における民法は近年かなり難しくなっており、ここで挫折して宅建取得を諦めたという方も多く見受けられます。民法は宅建のための基本のテキスト1冊で理解できるものではありませんので、別に1冊わかりやすい参考書を準備するのがオススメです。

試験勉強でとくに大変だったことは、民法の勉強です。やってもやっても判例によって正解が違ってくるので、点数をあげることがなかり困難でした。また、独学で行なっていた為、わからないことをすぐに人に尋ねられる状況ではなかったのも大変でした。できるなら、講座や予備校へ通うことをお勧めしたいです。

(宅建合格者・20代女性)

他資格と比較

他の人気国家資格の勉強時間についてもまとめてみました。宅建の勉強時間と比較してみてください

資格 勉強時間
宅建 200~400時間
社労士 1,000時間
中小企業診断士 1,000時間
行政書士 500~800時間
FP2級 150~300時間

この表を元にすると、宅建の勉強時間は社労士の1000時間、行政書士の500~800時間と比較しても少ないものであることがわかります。

従って、勉強時間から見た宅建の資格難易度は中くらいであると言えるのではないでしょうか。必要な勉強時間が比較的少なく難易度もそこまで高くない宅建ですが、資格取得後には需要が高いとされています。宅建は非常にコストパフォーマンスの高い資格であると表現されることが多く、取得する価値は十分にあります。

試験合格までの期間

ここでは宅建合格までの目安となる期間についてまとめてみました。

実際に必要な期間は個人差があるため、自分の忙しさや能力の程度を見極めたうえで期間を見積もることが大切です。

合格までには3~5か月が目安

宅建の学習に必要な勉強時間から、どれくらいの期間が必要になるのか表にまとめてみました。

合計勉強時間 1日の平均勉強時間 勉強期間
200時間 2時間 100日
200時間 4時間 50日
300時間 2時間 150日
300時間 4時間 75日
400時間 2時間 200日
400時間 4時間 100日

1日に確保できる勉強時間や事前知識の有無などによって変わりますが、ボリュームゾーンとしては3~5か月くらいの勉強時間が1つの目安となるでしょう。注意すべきことは、この目安は毎日勉強を継続してかつ実力も想定通りについたという仮定のうえでの勉強期間であることです。

モチベーションを毎日一定に保って勉強を継続し、毎日決められた内容を要領よく消化していくことで実力がつく、ということが前提です。

計画通りに勉強を進められるとは必ずしも言えないため、この勉強期間よりも時間がかかることを見積もったうえで勉強計画を立てることが大切です。

いつから始めるのがベストか?

宅建試験は例年である10月の第3日曜日に試験が予定されています。

勉強時間を300時間と見積もる場合、勉強できない期間も考慮したうえで、3月ころから余裕をもって始めることをお勧めします。

下記は試験当日までの大まかなスケジュール例です。

期間  勉強内容
3〜6月 基本知識習得+演習
7〜9月 演習+知識の復習
9月下旬~試験当日まで 暗記科目を中心とした総まとめ

最初の4か月はテキストの学習を中心に知識をインプットすること・問題集や過去問を使った演習が大切です。インプットでは試験全体の流れをつかむこと・どの分野が苦手かをつかんでいくことを特に重視しましょう。問題集の演習はインプットで学んだ範囲の問題を解き、間違った箇所をテキストで復習していくことをしていくのが効率的です。

7~9月はある程度問題演習も進んできている頃なので、試験の配点が高い科目や、試験でネックとなりそうな苦手科目を中心に演習と知識の再インプットをしていくことが重要です。

直前期になったからといって、焦って新しいテキストに手を出さないように注意しましょう。試験の範囲は今まで使っているテキストでも十分網羅されているため、暗記科目を中心とした復習をすることが本番への万全な準備となります。

短期間での合格も可能

上の例でも示したように1~2ヶ月で合格することも不可能ではありません。

勉強の工程における無駄を排除したうえでやるべきことを短期間でこなしていくことが合格へのカギです。

しかし、短期合格勉強法では実力が身につくのが試験ぎりぎりとなってしまうため、間に合わずに受験に落ちてしまうリスクが一般的な勉強法よりも高くなりがちです。

無理に短期間で合格しようとして試験に失敗してしまうと、結局1年追加で勉強しなければなりません。宅建試験の一発合格を目指すのであれば最低でも3ヶ月は勉強期間を確保するのがベターです。

独学の場合は通常よりも時間が多くかかる

独学宅建は独学での合格も十分狙える資格となっています。独学のメリットは、予備校や通信教育などにかかる高額な受講料がかからないことですが、反面デメリットも存在します。

分からないところは自力で調べる必要がある

独学ではわからない問題が出てきた場合、自力で理解にまでたどりつかなければなりません。予備校などであれば先生に質問してあっさり理解できるような問題でも、いざ自力だけで理解しようとなると理解に予想以上に時間がかかる場合があります。最悪の場合、最後まで理解できずに試験に臨むということもありえます。

勉強のペースをつかむまでに時間がかかる

予備校や通信教材だと学習するボリュームや計画がしっかり立てられているため、どれだけ学習時間がかかるのか、或いは、各科目をどのようなペース配分で進めていけばいいのか、明確にすることができます。

一方で独学の場合だと、自分で学習時間の管理・振り分けをしなければなりません。

特に社会人の方で仕事が忙しくまとまった時間が取りにくい方や、学生時代を終えた後長い期間勉強から離れていた人の場合は、学習スケジュールの管理は鬼門となりえます。

勉強時間の確保に苦労しました。仕事をしながらの勉強だったので、なかなかペースをつかんでやって行くのが困難でした。一日2時間以上のペースで続けていましたが、追い込み時期だとそれでは足りず、夜遅くまで勉強する事になりました。

(宅建合格者・30代男性)

一発合格できず、何年か勉強しましたが、年に一度しかない試験なので、一度落ちた後の次の試験へのモチベーション維持が大変でした。また毎年何かしら法令改正等があるので、常に新しい知識を勉強しなければならないのも大変でした。

(宅建合格者・30代女性)

モチベーションの維持が難しい

予備校であれば同じ目的の人たちと一緒に学習することができるためモチベーション向上につながりますが、独学では一人でも学習を継続していく強い意思が必要です。

思うように勉強が進まなかったとしても、独学で宅建合格を目指す場合は平均よりも時間がかかるものだと考え、地道に学習の計画を立てていきましょう。

宅建試験の出題範囲・合格点

宅建の範囲は主に4

宅建試験の出題範囲は、主に「権利関係」・「宅建業法」・「法令上の制限」・「税金その他」の4つにわかれます。この分野区分に沿って勉強することとなります。

権利関係

権利関係は主に民法・借地借家法・区分所有法及び不動産登記法などが出題範囲です。例年50問中14問前後が出題されています。特に民法の問題が多く出題され、出題範囲がとても広い上に理解が難しいことから、苦手とする人が多い科目です。

一般的には10点以上を目標とするべきであり、苦手であっても7点以上は確実に取れる必要があります。

宅建業法

宅建業法は宅地建物取引士などの仕事上のルールを定めている法律です。出題数は4つの分野の中でも最多の、約20問が出題されます。しかも、暗記中心の科目であり、4つの中で最も理解しやすい分野となっていることから9割近くの得点を取っておきたい分野です。

時間をかけるだけ得点に結びつきやすい科目となっているので、復習を繰り返して知識を定着させることが重要です。

法令上の制限

土地計画法・建築基準法などの法律を中心に出題される分野が、「法令上の制限」の範囲です。毎年8問程度の出題があります。宅建業法と暗記が重要になる範囲であり、地下表示や地価の決定法などの数字や決まりについて暗記しておくことが大切です。論点を押さえて効率のよい暗記を行うことで得点が伸びる科目といえます。

税金その他

「税金その他」は税法や地価公示法などの法律が出題範囲であり、毎年8問程度の出題があります。範囲が広いものの、逆に覚えてしまえば得点につながることが多いため、過去問を通して頻出論点を把握しましょう。それらを中心に勉強することがカギとなります。

合格点はどれくらい?

宅建試験の合格点のボーダーは34~37点の間で推移しており、得点率に直すと7割前後で推移していると言えます。特にここ数年の数字で見ると2018年が37点、2017年が35点、2016年が35点と高い数字を維持しています。合格点の目標としては7割強の38~39点を目指したいところですね。注意が必要なのは、宅建試験は相対評価の試験であるため、合格点は試験の難易度によって大きく前後することです。実際の合格点は試験が終わるまでわかりませんので、上記の数字は飽くまでも目安とし、囚われすぎないことが大切です。

宅建合格に向けた勉強法

宅建合格のためには正しい勉強法で学習していくことが不可欠です。

ここではおすすめの勉強法をいくつか紹介します。

配点の高い科目を重点的に勉強

宅建試験では各科目で出題の比重が異なるため、科目ごとに勉強量を調整することが重要です。

特に宅建業法は配点も一番高く暗記でスムーズに対応できる科目となっているので、時間をかけて勉強しましょう。得点アップを期待できます。

また権利関係の中でも出題割合の多い民法は、理解が難しい上に出題範囲も広いため、やはり重点的に勉強を進めることが大切です。比重の重い科目を優先的に勉強することにより、効率よく得点アップを図ることができるでしょう。

基礎・基本事項は確実に理解すること

宅建試験において、基本的な論点は毎年ほぼ必ず出題されます。 ここの理解を怠ると合格は非常に厳しいです。基礎・基本事項は確実に理解するようにしましょう。宅建の試験は暗記項目が多く、基本事項を暗記・理解することが得点に結びつきやすいといえます。

また、宅建業法と民法については、出題数も多いことから重点的に理解を深めることが必要です。基礎事項の習得はコツコツ計画的に勉強する場合だけでなく、短期で合格を狙う場合にも有効です。自分がどちらの方針で勉強計画を立てるにせよ、常に意識するようにしましょう。

モチベーション管理も合格へのカギ

試験勉強は長期間机に向かって勉強し続けることになるため、モチベーションをそがれやすいです。モチベーションをそがれてしまって計画通りに勉強が進まなくなり、その結果不合格になってしまうパターンも多く見られます。1週間ごとに計画を立てて進捗を肌で体感できるようにするなど、モチベーションを維持するための工夫を計画の段階で練っていくことが大切と言えるでしょう。勉強内容に直結しないからといっておろそかにすることがないようにしましょう。

最短合格のコツ

宅建は合格することだけを狙うのであれば、100時間程度の勉強時間であっても不可能ではありません。もちろんこのような勉強で宅建資格を取得するだけでももちろん価値はありますが、宅建の知識を得るという観点で考えると、十分な知識が身につくとは言い難く、本来の勉強の意義が失われてしまいます。

また、無理な計画で短時間での合格を目指した結果、失敗して不合格となれば、受験料も無駄になってしまいます。これは宅建に限らず、どのような勉強でも自分の知識として根付かせるためには、ある程度の時間を確保してじっくりと取り組むことが大切です。

以下では短期合格の際に特に大切になる部分を4つ紹介していきます。

忘れる前に全て学び終えてしまう

短期間で知識を詰め込むことにおいて重要なのは、忘れる前に集中して詰め込むことです。短期間だと宅建の広い試験範囲を繰り返し何周もすることは困難ですが、一回の学習で記憶に長い期間残すのは、脳の構造上不可能です。であるならば、忘れる前に本番試験を迎えるのがベストでしょう。

このような詰め込み型の勉強をする際は、勉強時間は14~5時間は確保して、1ヵ月以内に全ての科目をやりきることがおすすめです。

隙間時間を活用する

最短合格を目指す場合であれば、通勤や通学の時間、お風呂の時間なども勉強時間として意識して活用しましょう。

また座って勉強することができない時も、テキストを読んだり、学習したことを口に出したりして復習してみると良いです。日々のちょっとした時間ではありますが、積み重ねることで記憶への残り方が大きく異なってきます。

過去問を極める

宅建は過去問の対策をすることが何よりも重要です。短い勉強期間でも、過去問で出た問題だけは最低限完璧にしておきましょう。過去問で出題される問題の多くは、宅建士として活躍するために必須な知識です。そして、その内容は時がたっても大きく変化することはありません。つまり、過去問の問題を完璧にしておけば、宅建士として最低限の知識は確保できるということなのです。

また、時間配分を意識しながら問題を解くことで本試験でも意図せず時間切れになってしまう事態を避けられます。

暗記科目は直前に覚える

暗記科目である「法令上の制限」は過去問で解けずとも気にせず、直前で一気に覚えてしまいましょう。

暗記科目を早めに取り掛かったとしても、覚えることが大量にあるため大体は記憶に残らずに忘れることになってしまいます。それよりは、試験の1週間前くらいに一気に詰め込んでしまう方が効率的です。それまでの期間は、民法や宅建業法に重点的に時間をかけましょう。

宅建は最短合格よりも一発合格を狙おう

ここまで最短合格するための対策方法について解説してきました。しかし、宅建試験は合格率約15%と、合格率の試験であり、一朝一夕で合格できるような試験ではありません。

短い勉強時間で合格することを目指すよりも、確実に一発で合格できるようしっかり準備をして臨む方が後悔せずに済むことが多いのではないでしょうか。

合格率の高い通信講座での勉強がおすすめ

宅建試験の合格率を考えれば、予備校や通信講座を利用するのがおすすめです。

特に通信講座であれば予備校よりもはるかに安く受講することができますし、合格率も独学とは比べ物にならないほど高いのです。

合格実績が高い通信講座として、受講生の合格率が全国平均の4.54倍のフォーサイトが挙げられます。

更に、フォーサイトの宅建講座を利用して不合格だった場合には受講料が全額返金されるという制度も用意されています。確実に合格を掴みたい方であれば、利用しない手はないでしょう。

宅建の勉強時間まとめ

宅建最短合格に向けての学習法まとめ
  • 合格だけを狙うのであれば、100時間程度でも可能な場合がある
  • 学習したことを忘れる前に詰め込んでしまおう
  • 過去問を完璧にしよう
  • 暗記科目は直前に頭に叩き込むのが良い
  • 最短合格よりも一発合格を狙うべきである

宅建の学習時間や最短合格に向けての学習法について解説してきました。

確実に合格することを狙うのであれば、学習時間をしっかりと確保して、頭に知識を定着させた後に、試験に臨む方が望ましいでしょう。

自分の状況や適性にあった勉強法を選択して、ぜひ合格を勝ち取ってください。

 

監修 資格LIVE編集部
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