【合格体験記】公認会計士から税理士へ。通信講座クレアール や資格の学校TACを使った勉強法とは?

今回は公認会計士から税理士にシフトチェンジした「常田紘司」さんの合格体験記を元に合格の秘訣をご紹介します。

税理士の合格体験記

私が税理士資格を目指したきっかけは、大学時代に会計学を学んでいた際に公認会計士の方々の講義を受けたことでした。

監査法人や一般企業など様々な場面で活躍しており、業務も多様でとても魅力的に感じました。当初は公認会計士を目指していましたが、日本の企業は90%以上中小企業であることから税理士の方が幅広く活躍できると思い、大企業がクライアントのメインである公認会計士から税理士に切り替えました。

また、幼い頃から会社に勤めることが嫌いであり、起業するにも税理士の方がしやすいと思ったからです。

起業したい理由は、父親が遅くまで帰ってこないことが多く、過ごす時間があまりありませんでした。将来家庭を持った時に、あのように遅くまで働き、家族と過ごす時間を大切にしたかったからです。会社勤めより自由に働きたいというのが私の理想です。

税理士の勉強を始めたのは、会計事務所に就職してからでした。大学時代に簿記を取得し、社会人になってから勉強を始めようと考えていました。会計事務所での実務経験は、税理士試験対策のも有効だと考えていたからです。

始めは「資格★合格クレアール」という通信講座に特化した専門学校で消費税法を学習していました。

なぜ消費税法から始めたかというと、試験が毎年8月にあり、学習を始めたのが4月だったということから分量が最も少ない消費税法で合格を狙ったからです。300時間あれば合格すると言われています。クレアールでのテキストは他の予備校に比べ少なく、合格する最低限の範囲がカバーされています。

社会人ということから時間が限られていたので、通信教育で平日は自宅で、土日は専門学校で自習室を利用して講義を受けていました。講義を受ける際は倍速で聞くようにし、問題を解く時間を確保しました。

始めはなかなか聞き取れませんでしたが、徐々に慣れていき、2倍速でも受けられるようになりました。

問題を解くのは講義を受けてから2、3日開けてから解くようにしていました。講義を受けたその日や翌日に解いてしまうと、講義内容を覚えたまま解くことになるので、それでは意味がないと考えていたからです。また、間違えた問題は〇がつくまでやるようにし、繰り返し解くことによって定着を図りました。

消費税法は計算問題だけでなく、理論もあったため、電車で移動中など隙間時間で読んでいました。勉強時間でいうと平日は2~3時間、土日で15時間程で1週間に20~30時間は確保できていたと思います。試験対策としては模擬試験問題をひたすら解くことでした。

結果としては消費税法は不合格になりましたが、やはり簿記論や財務諸表論の会計科目から始めなければと改めて思いました。いくら分量が少ない消費税法でも、4か月で合格するのは無理があったと思っています。

また、通信教育ですと、自分のペースで行うことはできるのですが、モチベーションが続かなく、挫折することも多々ありましたので、通学講座のある「資格の学校TAC」に切り替えました。

TACでは簿記論と財務諸表論の基礎マスター+上級コースを受講しています。

(出典:資格の学校TAC

このコースにしたのは、簿記論と財務諸表論は内容が重なっている部分が多く、並行学習するとより効率が良くなるからです。

また、一般教育訓練給付制度の対象になっており、モチベーションが続きやすいです。

教育訓練給付制度とは出席率80%以上と教育訓練給付制度の修了試験において60%以上の正答率を満たせば支払った受講料にたいして一律20%(上限10万円)が支給される制度です。

会社の終業が18時であり、講義は19時開始なのでギリギリに向かうことになります。しかも週4日行かなければいけません。しかし、教室で講義を受けることはしていません。

TACにはビデオブースがあり、そこでも講義は受けられます。もともとじっとしていることが苦手であり、私は長時間も人の話を聞くのは苦痛なタイプです。なので通学でありながら教室ではなく、ビデオブースで講義を受けています。

ビデオブースのメリットとしては教室講義では時間割が決まっており、社会人はすべての講義に出席することは困難なので自分のペースでできます。

また、通信とは違い、周りには同じ受講生もいるので、競争心もあり、モチベーションも維持できます。デメリットとしては毎回ビデオブースで受けるには、毎回500円の利用料がかかることです。

しかし、自宅で講義を受けるよりかは勉強を続けやすい点と、教室で講義を受ける時間を問題を解く時間に割くことができる点については利用料以上に価値があると思えます。復習が追い付いていないのに次の講義を受けてしまうのは、意味がないと考えています。

勉強スケジュールとしては平日にTACに行き、ビデオブースで講義を受け、問題を解いています。一回当たり2~3時間です。教室では一コマ2時間30分かかるものを、倍速にし、1時間15分で講義を消化し、残り1時間程は前回受けた講義の問題を解いています。平日は週3日TACに行き、土曜は午後まるまるTACで勉強し、日曜はリフレッシュしています。

勉強法としては消費税法の時とあまり変わりません。講義を聞いて2、3日後に問題を解き、その後テキストを見直すようにしています。また、毎回講義を聞く前にミニテストもあるので。満点以外取らないようにしています。

基本的にTACで勉強しますが、朝早く起きるようにし、自宅でも問題を解いています。あとはカリキュラムにそって進めていくという流れです。基本的に予備校のカリキュラムは合格できるように組まれているので、学習が遅れないようにするのがポイントです。

以上で私の体験談を終わらせていただきますが、おすすめは自分にあった予備校を見つけるため体験授業を受けることです。これから税理士を目指される方の参考になればと思います。

執筆・監修 常田紘司
愛知県立昭和高等学校・愛知学院大学卒業後、同大学では会計学を学んでいたことから会計業界に興味を持ち、上京して都内の会計事務所に就職。入社3年目で30社の担当を持ち、様々な業界の税務申告に携わる。並行して税理士資格を目指しており、将来は起業したい。趣味は投資で不動産投資など勉強中。